" 好きだよ "って…【黒尾鉄朗】

愛してない「19」 ページ20

「ねぇ。夜久居るー？」



私は、放課後


彼氏に少しの間待ってくれと頼み、




夜久の所に行った。





「夜久くーん。
呼んでるよー」



「ん？おおー

って菅田かよ。」




「なに？私じゃ不満な訳？」




「いや別にそういうことじゃあ…


で？なんかあったのか？」






「…私達、劇するでしょ？」




「あ？あぁ。俺達は《シンデレラ》
菅田達は…《世界は恋に落ちている》だっけ？」





「そう。メインキャラクターは聞いた？」





「え？いや。それは聞いてない」





「男女の人数が逆になって、


黒尾・零・Aになった。」






「ま、マジカヨ…」




残念。マジだ。



まぁこれで…





「黒尾と零の決着もつくんじゃない？」





「まぁそうだろうけど…。
俺彼奴の面倒見るの嫌なんだけど」





「耐えてよ。男でしょ？」




「それ関係あんのか？」




「………。
まぁ、私はAが無事だったらいい」





「こいつ、話逸らしたな。
俺もだな。Aが幸せならそれでいい」






「ん。じゃ
私これ言いに来ただけだから」




「これだけの為にか？
どんだけAが好きなんだよ」





「当たり前。私の可愛い


親友なんだから」




「過保護」




「夜久もでしょ」

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