" 好きだよ "って…【黒尾鉄朗】

愛して「13」 ページ14

『ここは……屋上？』





「うん。もう来ないと思うから」







今日の天気は晴天かぁ




晴れはあんまり好きじゃない。






なんか、私の心を見透かされるみたいな






まぁそんなこと無いんだけど…ね？








「A。早く食べ─────「A！！！」





サイアク」






『黒尾……』









「見つけたぜ。ほら、食べるぞ」









「ねぇいい加減しつこい。邪魔なんだけど。」








「じゃあお前がどっか行けば？俺達はAと食べるから」









「はぁ？先に誘ったのは俺だよ」









『もうみんなで食べよ？』






色々と言い争う零と黒尾。




もうらちがあかないと思い、提案する。







すると、渋々と言う感じで





みんなと食べた。









「A。あ〜ん」








『零。自分で食べれるでしょ？』







「Aに食べさせてもらいたい」







『甘えないでください。』









「えぇ〜

じゃあ、玉子焼きも〜らい」









『ちょっ！』








零がちょっかい出してきます。









「ん〜Aのお弁当やっぱり美味しい」









『褒めても何も出ないよ』









「え〜お菓子は？」









『ありません。』









「ちぇっ」









バレー部達は何故か黙って黙々と食べる。









何故か零との会話だけで、








あっと言う間に、









お弁当が食べ終わった。









『あ、じゃあ私、帰るね？』









「えっA待って〜」









『頑張って。私、凪沙にLINEで呼ばれたから』









「……分かった。」









『じゃあお邪魔しました』









頭をバレー部の皆に下げて、









屋上を後にした。

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