知らない人とトリップしました。【文スト】 (ページ9)

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第六話　理想人間ページ9

美月side

［理想］って……

ちょっと笑っちゃう(笑)←

……ん？

京「キャーー！！国木田さん！！」

国……木…田？
誰？キャラ？

あ、京さんの声は、聞こえてないと思うよ？
小声だったから…。

太「…………」

…イヤ、一人は気づいてるかな…？

"太宰治"

意外にも、鋭そうだからね。
私達の正体も気づかれないようにしないと…。

国「貴様は何時も、俺の理想を崩す！！！！」

相手は、相当怒っているようだ…。
多分、毎日、迷惑かけてるのかな？(正解)

美「京さん…。あの人は…？」

京「へ？あぁ！あの方は、国木田独歩」

美「なるほど…ありがとうございます」

今思ったけど…
この人たちもあの……異能力？持ってるのかな…？

太「おや！国木田君！さっきぶりだね！」

国「なぁぁにがさっきぶりだ！！！いきなり、「あ、いい川だね！」と言って川に飛び込む莫迦がおるか！！」

太「ここにいるじゃないか！」

国「五月蝿い！貴様h……この人達は？」

京「あ…えっと………」

美「通りすがりの者です」

国「真逆、太宰…他の人にまで迷惑をかけたのか！？」

太「まっさか！」

敦「…そうでしょうか」

国「敦の身にもなれ！毎日、包帯無駄遣い装置の為に川に飛び込むのだぞ！」

太「ぐっ…！……その渾名やるじゃないか……」

国「茶番はあとだ！！だいたい！」ｶﾞﾐｶﾞﾐ

えぇー。私達、空気じゃないですか

京「はわわわわ…！(✪▽✪)」

京さんは、目をキラキラされて、茶番を見てるし…

………そろそろ止めるか

美「あ、あの……」

国「あ！すいません！うちの者が…」

そういって、太宰さんの頭を(無理矢理)下にする。

美「い、いえ……」

太「痛いじゃないか！！」

国「貴様は黙っておけ！！」

太「………」

…あ、そこは黙るんだ。
聞かないと思ってました。

敦「それより…国木田さん」

国「なんだ？」

敦「太宰さんが、お茶に誘ったんですが…」

国「は！？」

太「だって！こんなに、美しいお嬢さん方がいたら、誘うに決まってるだろう？」

国「まだ仕事中だぞ！？」

太「大丈夫。大丈夫！」

国「あ…おい！」

太宰さんは無理矢理、国木田さんの手を引っ張った

………………

美「これって、ついてったほうがいいの？」

京「…多分」

敦「すいません…。行きましょうか？」

美「あ、はい」

京「はい！」

中島さんに云われ、私達は、太宰さん達の後を追った。