知らない人とトリップしました。【文スト】

第五話　すごい世界だな…あはは…… ページ7

美月side




京「あの叫んでいる人は、中島敦っていう子です」

美「へぇー」


……あ
中島さんが川に飛び込んだ。

美「大丈夫なんですか？」

京「はい！そういう世界なんで！」


……あ、そう
すごい世界だな………。


美「…助けに行きます？」

京「行きましょう！(✪▽✪)」


…なんか京さん
ワクワクしてない？

そんなに会いたいのかな？





川に近づいてみると…

敦「……ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ」

？「………」


噎せている中島さんと、包帯を体中に巻いている男が寝ていた。



美「あの〜大丈夫ですか？」

中島さんにハンカチを差し出す。


敦「へ？あ！ありがとうございます！」

京「はわわわわっ！！」


？どうしたんだろうか？
あ…好きなキャラだとか…？


敦「すいません…」

美「いえいえ」

でも、イケメンだなぁ中島さん。
流石、二次元。



敦「太宰さん！起きてください！」


？「…また敦くん…邪魔をしたのかい」


ムクッと起き上がる包帯人間。
え？名前が可哀想？知らない。

京「この人は、太宰治です」

ほう……

敦「もう、やめてくださいよ！他の人まで巻き込まないでください！」


太「…はッ！美しいお嬢さんだ！是非、私と心中してくれないかい？」


……は？
心……中？

美「お断りします」

京「は、はハイ！是非！」

え………

太「敦くん！心中してくれる人が見つかったよ！」

敦「やめてください！」

太「えぇー」

美「京さんも何言ってるんですか」

京「は！つい…」

全く…

太「お嬢さん達のお名前を聞いていいかな？」


美「私は、乃咲美月です」

京「ぼっ僕は！鈴夢京です！」

太「美月さんと京さんか…いい名前だ」

美「…どうも」

京「あ、ありがとうございます！！」


……テンション高いね。


太「申し遅れたね。私は、太宰…太宰治だ」

敦「僕は、中島敦です！」


うん。知ってる←


太「これからお茶でもどうだい？」

美「え……」


知らない人についていくのもな…
でも……


京「ｳｽﾞｳｽﾞ」


めっちゃ行きたい感が出てるし…

美「……いいですよ」

太「やった…！じゃあさっs？「ここにおったかこの包帯人間！」



もう一人やってきた…



それも…

美「…［理想］？」


そう書かれた、手帳を持って…

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