チート異能力を持っている妹２【文スト】

感情が35個 ページ17

紗恵子side




ﾁｭﾝﾁｭﾝ



紗「………ん」


私は、鳥の鳴き声で目が覚めた


空は雲1つない晴天だ。



………………でも、私の気持ちは晴れてない


紗「……はぁ」



どうしたら、いいの？

どうしたら……………………、Aに許してくれる？



紗「………………あ」


窓に視線を移すと、小鳥が2匹。


寄り添って、仲良くしていた


もし……私がAをあの時、助けていたら………



紗「Aとあんなふうに慣れた？」



一緒に、出掛けたりした？

一緒に、ご飯を食べた？

一緒に、寝たりした？

一緒に……………





今更、後悔しても遅いのに………………

どうしてだろう






__________こんなに涙が溢れるの？


紗「どうし…ｯ…………」


あぁ………

昔の私に会えたらな…


過去に戻れたらな………

そしたら、いうのに………………。


「Aを助けなくちゃ、後悔するよ？」って


紗「ははっ………」









孤独な私を照らすように


朝日が窓から入ってきた……。









•








ｺﾝｺﾝ


紗「はい？」


こんな朝早くに誰だろう


森「私だ」


紗「首領？」

ｶﾞﾁｬ


紗「どうかされました？」

森「……Aちゃんが倒れたのは知っているかな？」

紗「はい。」


この事は、部下から聞いていた。

心配だったが、私が行っても迷惑ではないかと考え、行かなかった


森「Aちゃんが目を覚ました」

紗「っ！ほ、ホントですか！！」


よ、よかった〜


森「………神崎君」

紗「はい？」


森「Aちゃんのお見舞いに行きなさい」

紗「え……」


わた…しが？

紗「む、むりですよ…！」

森「どうして？」

紗「私は、Aに嫌われているんですから」

森「でもこのままじゃいけないのは君もわかっているだろう？」

紗「ッですが……！」

森「いいかい？これは首領命令だ」

紗「ｯ………わか…りしま…た」


Aのいる医療室へ向かった


なんて顔をして会いに行けばいいの？

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