感情が30個 ページ11
紗恵子side
中原幹部がハンカチを差し出してくれた。
紗「あ…ありがとうございます」
中也「いや…」
紗「…私、Aの事……何も分かってなかった」
中也「…そうか」
紗「それなのに…自分の思いだけをAにぶつけてた…」
中也「……」
紗「悪いのは…Aじゃない………
傷ついていたAを救えなかった私が一番悪い」
中也「……」
中原幹部は何も言わない。
呆れてしまっただろうか…?
あぁ……
"自分が惨めに感じる"
中也「……もう一度やり直せばいいじゃねェか」
紗「え…?」
やり…直す?
紗「何言ってるんですか。無理に決まってます」
Aは、私のことが嫌いなのだから………
中也「…Aは許してくれるはずだ」
「今の気持ちをぶつければ」と中原幹部に励まされる
紗「……A…許してくれますか?」
中也「さぁ?俺はAじゃねぇから分かんねェけど
彼奴は、優しい。超がつくほど…な?」
紗「…フッ…グスッ…」ポロポロ
あぁ…また涙が流れてきてしまった。
中也「お、おい!だだ大丈夫か!?」
紗「はい!Aに謝ります。今までのこと」
中也「おう!」
中原幹部のおかげで、勇気が出た。
.
『ねぇ…A』
『今までのこと…傷ついた貴方を最も傷つけてしまった』
『私を……貴方は……』
____【許 し て く れ ま す か ?】____
『許してくれるのなら……』
『もう一度』
『もう一度』
.
____【二 人 で 笑 い 合 い ま しょ ?】____
330人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し - 夢主ちゃんかわいい (2021年8月12日 15時) (レス) id: 1a30a97ceb (このIDを非表示/違反報告)
死神 - とりあえず頑張ってください (2020年6月21日 0時) (レス) id: f434abfcd6 (このIDを非表示/違反報告)
死神 - 初めてコメントさしてもらいます面白いですね( ^ω^ ) (2020年6月21日 0時) (レス) id: f434abfcd6 (このIDを非表示/違反報告)
双黒マジ愛してる。 - はじめして!これとても面白いです!頑張ってください!リクエストで皆で女子会をするっていうものを作ってくれませんか? (2018年5月30日 18時) (レス) id: 19857e4869 (このIDを非表示/違反報告)
クロネコ(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます(≧▽≦)これからも更新が不安定になると思いますが、応援よろしくお願いします! (2018年5月26日 19時) (レス) id: 3c9e6f42df (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ