チート異能力を持っている妹１【文スト】

感情が24個 ページ33

紗恵子side




今日はAの試験の日





部下1「……神崎先輩」


紗「どうしたの？」


部下1「森Aが


　 任務を成し遂げたそうです」



紗「………そう」


下がっていいわと部下に伝え、一人っきりになる





紗「A。貴方はどうして……」




"闇に来てしまったの?"





あの子は、



お母さんやお父さんに愛されていた




はず…………



だって



紗『何でAは部屋から出られないの？』


母『………大切だからよ。Aが』


父『そうだ…だから、人目を避けてるんだ』


紗『そっか！』





これで、愛していないというの？






Aは私が中学生の時に





いなくなった




つまり、家出だ




母「Aはどこに行っちゃったのかしら」



父「そうだな。探しに行こう」


両親も一生懸命探し回った



でも見つからなかった








そして、



お母さん達は、私が高校生の時に



交通事故で亡くなった



葬式にAを招待した



住所は調べた



でも、来なかった





実の親が死んだのにも関わらず



紗「Aは何が不満なの？」



何不自由ない生活をおくっていたはず




両親からも愛されていたのに









両親が死んで、私を引き取ったのは、此処のポートマフィアの元首領だ




そして、私をポートマフィアに入れた



ちょうど異能力【破壊神】を持っていたため、すぐに入れた



でも【破壊神】には難点があって



物は破壊できるが、人は破壊できない





いや、できるが相当な体力を使い、倒れてしまう





便利そうで不便な異能力だ




だが、




そんな恩人も両親のようになくなった





なぜか？






今の首領


"森 鴎外"に殺されたからだ




だから私は今の首領が好きではない






むしろ、嫌いだ





おかげで、Aまで闇に来てしまった




そういえば…



紗「Aに異能力はあるの？」



昔は無かった



見たことがなく、ないと本人が言っていた



でも、任務の内容は数千人を殺すもの



異能力を使わずに殺せるわけない




紗「あとで聞いてみろうかな」




中也「神崎…いるか？」


中也さんが帰ってきた

紗「はい」


中也「この書類頼む」


紗「分かりました」



あ…


紗「Aは今までどこにいたんですか？」


中也さんなら知っているはず


中也「彼奴は______」

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