２度目の恋 (ページ5)

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目覚めページ5

『モーダ、私今日から草原で寝るから』

モーダ「え''！？」

『だからあの漂流者に私のベッド使わせてあげて…』

私は今、エースに会いたくなかった。なんでかって？…。

モーダ「どうして？」

『私のこの顔を、見られたくないから』

私の顔は今、片目を包帯で隠していた。ミルク売りに行った時に海賊に絡まれて剣で傷付けられたの

だ。幸いなことに目はちゃんと見えている。

『ミルク売りの仕事はちゃんとするから…ね？』

できるだけ顔を隠しながら。そして私たち姉妹は、今日から離れて仕事することにした。モーダは家

の前で。私は家の裏の草原で。

ー３０分後ー

家裏で仕事をしていると、エースの声がした。目覚めたみたいだ。

エース「助かった、ありがとう」

モーダ「いえ、無事で良かったです」

エース「…何か手伝おうか？」

モーダ「え！？良いんですか？」

なによ。楽しそうにしちゃって。ま、仕方ないか。