恋愛チェリー【不死川実弥】

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『あー疲れたぁー』


仕事で疲れた。
こんな日は実弥にハグと頭をポンポン、ナデナデをして欲しいところだが、

今日は用事があるらしい。




癒やしが欲しい。
実弥が無理なら、私の癒やしなんて一択だ。




“ぼったくり”




誰かいるかなーと引き戸を引けば特等席に一人。



『ぼっちくん！お疲れ！』


「……。」



あー
鮭大根を食べているから喋れないのね、把握。




おばちゃんに適当に注文し、暫くすると漸く返事が返ってきた。



『ぼっち等では無い。如月がいるだろう。』


「………今はね、」



頼んだビールで乾杯すると、鮭大根を食べている事もあるだろうが、どことなく機嫌がいい事に気づく。



『なんかいい事あった？』


「………今朝不死川に挨拶をしたら返事を返された。」




ムフフと笑って言うが、それだけで？？
え、怖いんだけど。



『……良かったね、、』


「最近不死川が機嫌がいい。」



確かに。最近機嫌いいかも。


冨岡が気付くくらいって…
どんだけ学校で機嫌がいいんだよ。


何かあったのかな？









「如月といるからだろう。」









え、私…？









あぁ！
溜まらなくなったからか！



『そうかもね！イラ○が気に入ったのかな？
流石にイ○マで感じるほどドＭじゃないし、
毎回はキツイけど、またしてあげようかなー』



「………何の話だ？」


『………え？』


「…………」



あ、完全に引かれた。


そんな目で見るな。イケメン。
目に光がないぞ…！イケメン。



さぁ、話題を変えるかと思っていると
タイミング良くカラリと音を立てる引き戸。




ナイスタイミング！！
誰か来た！と入口を覗き込むと、そこにいたのは









芽依と実弥。








あれ？実弥、

今日、用事があるって…言ってたよね？

なんで、芽依、と…？



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