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あれから2週間経った。
だが、未だに私は煉獄さんに返事が出来ずにいる。
私が好きなのは煉獄さん。
その事は変わらないのに、実弥さんがチラついてしまう。
いや、もう実弥さんじゃない。不死川さん…か。
煉獄さんと恋仲になったら不死川さんはどう思うのかな…
頭ではどっちつかずのこの状態が一番二人に失礼だと思いながらも、
実弥さんの事ばかり考えてしまうこの状態では、煉獄さんに返事なんてとても出来なかった。
◇
疲れた…
連日頭を使い過ぎた。
慣れないことはするもんじゃない。
大概苦手なんだよな、真剣に考えるの。
真剣どころか深刻になってウジウジウジウジ。
これはもう、みたらし摂取が必要だ！
みたらしを食べれば大概の事は解決する…！
でも今は、誰にも会いたくないから……
少し遠い甘味処へ赴き、暖簾を分けた。
そして、そこで見た光景に腰を抜かしそうになりながら、
雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃 神速 (無刀!!)で慌てて隠れた。
嘘、だろ……
まさか今会いたくないランキング断トツのツートップ、不死川さんと煉獄さんがガン首を揃えているなんて…。
そう言えば、この甘味処は不死川さんが教えてくれた所……
何やってんだ！私は!!!
逃げよう…
そう思ってその場を立ち退こうとすると、二人の会話の中に「A」と言う固有名詞をみつけ、
みっともないと思いながら、その場で聞き耳を立ててしまう。
「よもや！Aが慕っているのは不死川だろう！」
「声でけェ。ちげェーよォ、俺は振られてらァ。Aはずっとお前しか見てねェよ。」
「……そうだろうか。俺には不死川といる時の方が…」
「やめろォ。俺りゃ振られたっつってンだろォ。Aの事だ。俺に悪ィとか下ンねェ事考えてんだろ。迎えにいってやれよ。」
優しいかンなァアイツ、
その声色だけで不死川さんの表情が分かってしまう。
散々振り回して振った女の事を心配してくれて、
その上応援までしてくれるなんて。
ごめんなさい、ありがとう。
不死川さんのお陰で漸く決心がつきました。
◇
甘味処から出てきた二人は、私を見て一瞬眼を瞠った。
その後すぐに実弥さんは、
何も言わずに私の横を通り過ぎた。
振り返りたくなる気持ちをグッと閉じ込め、踏みとどまる。
違う。ソッチじゃない。余所見をしてはいけない。
目の前に立つ煉獄さんを一心に見つめて、私は口火を切った。
『煉獄さん、お返事が遅くなって申し訳ありません。お時間、作って頂けますか？』
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あさひゆうひ(プロフ) - 京華さん» ナニシテンノ？おめめ心配。寝ろ寝ろ寝ろ。 (2月5日 5時) (
レス) id: 62b927337a (このIDを非表示/違反報告)
京華(プロフ) - 初コメント失礼致します(いやこれ何でコメントしてないの？え？読んでたよね？と困惑。バグってんの？まぁいいや←)一気読みしてしまいました。惚れてくれてる実弥イイ！笑いながら読んじゃいました。眠いのに実弥熱が沸き起こって眠れないけど寝ます。また書いて。 (2月5日 1時) (レス) @page50 id: bb9635485e (このIDを非表示/違反報告)
あさひゆうひ(プロフ) - なおさん» 完結して随分経つ話にコメントありがとうございます！とっても嬉しいです！鴉たち頑張りましたー！ (2022年7月28日 23時) (レス) id: 62b927337a (このIDを非表示/違反報告)
なお - 鴉すごっ！天才やん そしてあさひゆうひさんもこのお話を考えれるなんて天才だよー 天才過ぎてヤバイ 不死川さんたちお幸せに！！ (2022年7月26日 22時) (レス) @page50 id: ee464fdcd2 (このIDを非表示/違反報告)
あさひゆうひ(プロフ) - 環さん» 環ちゃん！久しぶり…！まさか読んでくれたとは!!!オチを書きたいだけのお話でした。コメントありがとう！とっても嬉しかったです♥ (2022年4月7日 23時) (レス) id: 9c7376e839 (このIDを非表示/違反報告)
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