事情により風柱と恋仲になりました。

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私の好きな人は、煉獄杏寿郎さん。


その髪も目も鼻も口も。
責任感が強く、誠実で明け透けな性格も。
太陽の様に明るい笑顔も。



全部全部大好きだ。







実弥さんなんて…


顔怖いし、三白眼だし。
口悪いし、すぐ舌打ちするし。
人の頭掴んでミシミシいわすし！



まぁ、いい所も、沢山あるけど…




でも、煉獄さんの方が100倍好みだ！
好きで、好きで。
止められなくて恋文を書いたんだ！



何を迷う事がある！
私は、煉獄さんが好き！
次に会った時、私もずっと好きだったと伝えよう…！



でもその前に実弥さんと話さないといけないな……


長期任務が終わったら、絶対

ちゃんと言って。そして……


彼との数日間を忘れよう。





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＿＿＿＿サシュ



「はぁ、はぁ…これで終わりですね…流石です鳴柱様。」

「………ク、ソ……こんな……ハズ……じゃ、、おの……れ……」

『………ちゃんと言わないと…！』

「え、あ、はい。クソ！こんなはずでは！おのれ！鬼狩りぃ…！」



長期任務が明けたら実弥さんに伝えよう。
そして、忘れるんだ…。
頭の中が実弥さんで一杯では煉獄さんに失礼だ。





＿＿＿忘れるんだ。



「やーーーっと長期任務が終わったな！
いやーひと仕事終えたあさ、ねみ(・ ・・)ぃーよなー。

「おい！柱の前だぞ！鳴柱様が居たからしなず(・・・)(にこっち)がわ(・・)にいられるんだ！」




＿＿＿＿＿忘れよう…。




「鳴柱様はんな堅っ苦しいお方じゃねぇよ！鳴柱様！この後朝餉どうですか？牛鍋(・・)などガツッとした物を食べたいものですね！」


「馬鹿。鳴柱様は鬼殺後は、甘味屋(・・・)と決まっているんだ！
あの森を抜けると評判の甘味屋(・・・)があります。この時期、カブトムシ(・・・・・)を取りに来る子どもたちがいますが、幸い返り血も浴びてませんし、子どもたちを怖がらせることないでしょう。」





＿＿＿＿＿＿＿＿＿忘れないと……






「鳴柱様は甘味(・・)がお好きなんですね！私もおはぎ(・・・)には目がなくて。」





…………………





「……鳴柱様？如何なさいましたか？」

『＿＿＿うるさい…』

「「へ…？」」

『おはぎが好きなんだ？じゃー全殺しか半殺し、どちらか……………………選べェ。』







ヒィィィィ!!!!







作者の無理やり過ぎる会話だとしても、
それにしたって何を聞いても実弥さんを連想させてしまうなんて…どうかしてる。




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