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19. ページ20

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『へ?は?ええ?!』

「…………」

『いや、その……、それ、は………』

『…………嫌いだってかァ?』

『いやいやいや!そんな事ないです!嫌いだなんて!滅相もない!!!』



強めに私が否定をすると、実弥さんの腕の力が緩まり、ゆっくりと解かれた。



「今はそれで勘弁してやらァ……」

『さ、ねみさんは………本当に、私の事が……好きなんですか……?』



「…………あァ、」



確かめないととあんなに思っていたのに。
聞いた瞬間、聞くんじゃなかったと狡い私が項垂れた。


その答えを聞いたからには、もうこのままになんて出来ない。



そろそろ行くかァ、そう言って背を向けた実弥さんの羽織の裾を掴んだ。


実弥さんは、そのまま。
振り向かずに前を見ていたが、私は構わず実弥さんの背中に口を開いた。



『………待って下さい……。
私……実弥さんに言わないといけない事があります…』

「聞かねェ。」

『え?』

「聞かねェ。」

『……。』

「俺が聞かなかったんだ、Aが気に病む必要はねェ…」

『実弥さん…?あの、でも…』

「それ以上喋んじゃねェ。何も考えんな、きっちり落としてやるから。」



この人は、何処まで分っているのだろう。
もしかして、全てを分った上で好きだと伝えてくれたのだろうか。



だとしたら、私はどれだけ無神経な事をしているのだろう。


そう思うと胸か苦しくて。居た堪れない。


もう、これ以上会わない方がいい。
気持ちに応えられないのなら…もう2人では…










「さてェ、最近うめェ甘味屋が出来たらしいが、行くかィ?」

『え!?新しい!?は、はいっ!行きます!是非!みたらし…っ!』







………………………







私の、、馬鹿…。




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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 煉獄杏寿郎   
作品ジャンル:恋愛
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あさひゆうひ(プロフ) - 京華さん» ナニシテンノ?おめめ心配。寝ろ寝ろ寝ろ。 (2月5日 5時) (レス) id: 62b927337a (このIDを非表示/違反報告)
京華(プロフ) - 初コメント失礼致します(いやこれ何でコメントしてないの?え?読んでたよね?と困惑。バグってんの?まぁいいや←)一気読みしてしまいました。惚れてくれてる実弥イイ!笑いながら読んじゃいました。眠いのに実弥熱が沸き起こって眠れないけど寝ます。また書いて。 (2月5日 1時) (レス) @page50 id: bb9635485e (このIDを非表示/違反報告)
あさひゆうひ(プロフ) - なおさん» 完結して随分経つ話にコメントありがとうございます!とっても嬉しいです!鴉たち頑張りましたー! (2022年7月28日 23時) (レス) id: 62b927337a (このIDを非表示/違反報告)
なお - 鴉すごっ!天才やん そしてあさひゆうひさんもこのお話を考えれるなんて天才だよー 天才過ぎてヤバイ 不死川さんたちお幸せに!! (2022年7月26日 22時) (レス) @page50 id: ee464fdcd2 (このIDを非表示/違反報告)
あさひゆうひ(プロフ) - 環さん» 環ちゃん!久しぶり…!まさか読んでくれたとは!!!オチを書きたいだけのお話でした。コメントありがとう!とっても嬉しかったです♥ (2022年4月7日 23時) (レス) id: 9c7376e839 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あさひゆうひ | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2022年2月2日 10時

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