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雄也「ほんとさぁ…お前そこに座んなって言ってんだろ？
海から見つけると毎回ひやひやして見てらんねーの、こっちは。」
「だってここが好きなんだもん。」
雄也「あーそうですか。」
不機嫌そうで、かったるそうないつもの雄也の返事の仕方。
「…ベー。」
一瞬むかってするけど、いい加減もう慣れちゃった。
後ろに回ってボードを立てかけたあと、バッグドアを開けてそのままそこに腰掛ける。
「ごはんいらないのー？持って帰っちゃうよー。」
雄也「いるいる。ってなんでぶーたれてんの。
あー…めっちゃ腹減ったわ。」
「はい、…どーぞ。」
簡単なお弁当箱にいれたおかずとおにぎり。
雄也「…ん。うま。お前腕上げた？」
「だって毎日だもん。そりゃー上手になりますよ。」
雄也「そっか。」
…いつからだっけ、
朝ごはんを届けるようになったの。
不摂生な生活をしてるくせに、サーフィンだけはやめない雄也だから。
「ねぇ、たまにはサンドイッチとかにしません？」
雄也「いーや。これがうまいの。」
「ふーん…
おかかのおにぎりが？」
雄也「そ。いやきっとお前が作りゃなんでもうまくなるんだろうけどさ。」
もぐもぐ。って。
「…なにそれ、」
さらっとそーゆーこと言えちゃうの、ずるい。
雄也「はは、照れてやんの。」
雄也「ほら、そろそろ時間だろ？」
「…うん、」
卵焼きをもぐつきながら１つを食べ終えたタイミング。
画面で時間を確認した雄也が問いかけて、
朝の幸せな時間はもうおしまい。
「行きたくなーいー…テストやだぁ。」
雄也「文句言わねーの。学生はそれが仕事。」
「ねぇ、雄也？」
雄也「あ？」
「海にぽいってして？」
制服びしょびしょにして、行けないようにしちゃってください。
雄也「はー？なーに言ってんの。だめ。お前はちゃんと勉強してこい。」
「…はーい。」
勉強には厳しいんだよね、雄也。
雄也「明日は？」
「明日…も、早起きできたら。」
雄也「おっけー。頑張ってこい！」
「うん、いってきます。」
雄也「いってらっしゃい。
Aー、気をつけてな。」
早起き、するに決まってるじゃん。ばか。
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にゃん(プロフ) - かえるさん» コメントありがとうございます。雄也くんらしさって、言葉にしてしまうと冷たく感じられてしまいがちで、不器用な優しさですよね。過去編では切ないばっかりでしたが、2ではしっかりきゅんにします！笑 これからも、よろしくお願い致します。 (2017年5月4日 16時) (
レス) id: a8bbd9eca6 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - レイナさん» コメントありがとうございます。そとづらから引き続き読んでくださってるのがすごく嬉しかったです！なるべく頻繁に更新できるよう、頑張りますね。またいつでもコメントお待ちしております。2も、引き続きよろしくお願い致します！ (2017年5月4日 16時) (レス) id: a8bbd9eca6 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - コメント失礼します。とってもキュンキュンするのに、切なくて泣いてしまって。雄也くんらしいな〜と楽しく拝見させていただいています。 これからも楽しみにしてます。 (2017年4月23日 23時) (レス) id: 740f5ed62d (このIDを非表示/違反報告)
レイナ(プロフ) - そとづらだんしに引き続きあさやけだんしもダイスキな作品です！！にゃんさんのペースで更新頑張ってください！！どんなに時間経っても更新楽しみにしてます！！！がんばってください！ (2017年4月23日 19時) (レス) id: 2b8f700843 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - 美咲さん» お久しぶりです。ずっと前にコメント下さっていたのに今になってしまってごめんなさい。ちょっと考えてしまうことがたくさんあったので、やっぱり頑張ろうと思えました。これからも丁寧に書いていきます。よろしくお願い致します！ (2017年4月16日 19時) (レス) id: a8bbd9eca6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃん
| 作成日時：2016年10月24日 23時
