励ましの時間 ２時間目 ページ17
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冷えた手に染み込む、彼の温もり。
それは、渚くんの心の温かさのような気さえした。
いや、これは潮田渚という１人の人間の温かみだ。
「渚くんって、先生になるために生まれてきた気がする」
「えっ？」
目の前に、本物の先生がいるみたい。
彼の後ろで、殺せんせーが「大丈夫だ」と笑いかけてくれている姿が見えた気がした。
(私も、彼のような先生に______________)
「頑張るね、私。誰にも負けない。
______________殺れば出来るから」
あの教室で、何度も何度も学んだこと。
その気になれば、誰だって殺れる。
私がその気になるのは、今日この日。
「うん！頑張ってね！！」
彼はもう一度、私の手をしっかりと握り直してくれた。
応援に来てくれた彼に手を振り、背を向けて歩き出す。
(あぁ、携帯の電源切っとかないと)
スカートのポケットから、スマホを取り出して画面を見れば、複数のメッセージが届いていた。
パッとひらいて見ていれば、それは夢ノ咲や、Ｅ組の皆からの応援メッセージだった。
【自信を持って】
【絶対出来る】
【応援してるから】
(あぁ、私は本当に……)
良い仲間を持ったなぁ……
一人一人に返信を返す時間はないため、既読だけをつけて、携帯の電源を切る。
もう、不安も心細さも一切なかった。
席に着き、試験開始時間を待ち、問題が配布されると、私は再度心を落ち着かせる。
(大丈夫。皆がついている)
私は、暗殺者。
今回のターゲットは、目の前の試験問題。
大丈夫。これは正体不明の怪物なんかじゃない。
冷静になり、見極めれば、弱点は必ずある。
「始め」
試験官の合図と共に、私はペンを持ち、ターゲットと向き合う。
(あぁ、何だ)
これは、ただ沢山の武器を装備しただけの、大したことない相手じゃないか______________
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今宵(プロフ) - 一気読みさせていただきました！任務がどう関わっていくか楽しみです！！ (2022年10月10日 21時) (
レス) @page27 id: 6c82ee2695 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - 任務についてどうなっていくのか気になります (2022年7月26日 2時) (レス) @page27 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
愛那 - 暗殺教室もあんスタも大好きなので嬉しいです！！更新頑張っください！楽しみににしています！！！ (2020年4月19日 12時) (レス) id: d42bf818f3 (このIDを非表示/違反報告)
Yy(プロフ) - 暗殺教室もあんスタも大好きなので最高すぎました← 続きがとても楽しみです！！更新頑張って下さい！♪ (2020年4月5日 21時) (レス) id: 4c46a4a080 (このIDを非表示/違反報告)
レナナミル♪(プロフ) - Edenが出てる！暗殺教室とのクロスオーバー面白いです！ (2020年4月5日 14時) (レス) id: aefdd45bb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水神友花 | 作成日時：2018年7月3日 13時
