【あんスタ】プロデューサーが元暗殺者の件について〜３〜【暗殺教室】

写真の時間 ページ48

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訓練尽くしの夏休みが終わり、二学期が始まった。



皆が真面目に授業を受けている間、私はプロデュース部屋で別に試験勉強をしていた。



四時間目の終わりを告げるチャイムが鳴ると、私はシャーペンを机に置き背伸びをすると、部屋から出る。



Ａ組のドアを開けた瞬間、寒いくらいの冷房に包まれ、少し身震いするぐらいだった。



「あ、A」



「瀬名くん、待っててくれたんだ」



鞄からお弁当を取り出しながら、私は瀬名くんに視線を向ける。



けれど、今日の瀬名くんはどこかそわそわしていた。



「どうしたの、瀬名くん？さっきから、すごいそわそわしてるけど」



「べ、別に……」



「そう？じゃあ、ご飯食べよう」



「ま、待って！そのさ、写真撮ってくれない？俺と」



そう言った瀬名くんの手には、スマホがあった。



「え、何で？」



「な！……んでもいいでしょぉ〜！はい、撮るからこっち来て！」



そう言った瀬名くんは、私を自分の方へ引き寄せると、私の肩を持ち、空いている方の手でスマホを構えた。



「あっ！せなっちだけずるい〜！Aちゃん、俺とも一緒に撮ろう！」



「ふふっ、楽しそうだね。僕もいいかな？」



それを見ていた他のクラスメイトも、どんどん集まってきた。



わちゃわちゃしてて、何が何だか分からなくなってきた。



「み、皆で撮るのは駄目なの？」



「だ、駄目だそんな事！」



「今じゃないと駄目？卒業式とかあるじゃん」



「とにかく皆は、今Aちゃんと撮りたいだよ」

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