手入れの時間 ページ5
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ジリジリと日射しが肌に刺さり、少しだけ歩いただけで汗ばんでしまうくらいの真夏日の今日。
夢ノ咲学院の体操服に身を包んだ私は、【とある場所】を目指して歩き続けていた。
背中には、プロデュースに使うバインダーや筆記用具などが入っているけど、メインは左手に持っている掃除道具。
察しの良い人は、ここでもう分かっただろう。
今日は、【手入れの日】なのだ。
(はぁ……着いたー。)
目の前には、私達の学舎……【椚ヶ丘中学校 旧校舎】。
どうやら私が一番乗りらしく、鍵も空いてないし、人の気配一つない。
一息つき、荷物を地面に置いて座り込むと、少ししてから数人の話し声が聞こえてきた。
校舎に続く斜面から姿を現したのは、磯貝くん、メグちゃん、前原くんだった。
ブンブン、と音が付きそうなくらいに大きく手を振ると3人とも振り返してくれた。
磯貝「久しぶりだな、白星。」
「うんうん!3人とも、元気そうで何より!」
片岡「白星さんが一番乗りなのは珍しい。いつも向こうの方を優先してるからね。」
「今日の私のプロデュースは午後からだからね。」
前原「おっ、ほかの奴らも来たみたいだぜ!」
前原くんが指を指した丁度その時、陽菜乃ちゃん達がやって来た。
10分もすれば、全員勢揃い。
卒業後に、全員完璧に揃ったのは初めてかもしれない。
磯貝「よし!じゃあ、【手入れ】始めるか!」
磯貝くんの掛け声で、私達は元気のいい返事をする。
年に数回の、【旧校舎の手入れ】が始まった。
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雪羅 - すごく面白いです!暗殺教室もあんスタも大好きなので、クロスオーバーの、しかも私が好きな感じのストーリーで嬉しいです。これからも頑張ってください!! (2018年6月7日 7時) (レス) id: 227c03626a (このIDを非表示/違反報告)
春風 - 一気読みしました~!!とても面白いです!!!更新頑張って下さい~!!! (2018年2月11日 2時) (レス) id: fe434a094a (このIDを非表示/違反報告)
☆てってれ〜☆ - 全部いっきに読みましたっ!!!楽しいですねっ!!!頑張って下さいっ!!! (2017年11月24日 19時) (レス) id: eef2348f1c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - この小説凄く面白いです!更新頑張って下さい! (2017年11月23日 0時) (レス) id: 5a9b64b293 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - 明日は羽風先輩の誕生日ですね!(三年なんでこんなにかたまってるの!) (2017年11月2日 23時) (レス) id: 3b75a384a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水神友花 | 作成日時:2017年10月21日 14時