【あんスタ】プロデューサーが元暗殺者の件について〜３〜【暗殺教室】

計画の時間 ページ30

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一学期も、今日で終わり。



プロデューサーの役目を果たした私は、しばらく学院に来ない。



少し寂しいけど受験生だし仕方がない、腹を括ろう。



「AちんAちん、明日から夏休みだな！」



「うん！でも皆はレッスンだし、私も勉強しなきゃいけないからね」



今年は本気で勉強しなきゃ、全国から集まってくる強者たちに勝てない。



蛍雪大学は、私立大学の中ではトップの成績で、学年ビリのギャルがそこに受かった実話の小説が映画化となり、人気も右肩上がり。



全国模試の結果も悪くなかったし、あと少し頑張れば大丈夫だろうとは思うけど……。



油断したら、下から這い上がってくる者達に喰われる。



だから、気は抜けない。



「勉学も大事な事じゃが、息抜きもせねば倒れてしまうぞい」



仁兎くんとの話を聞いていたのか、零くんが話に入ってきた。



零くんの目を少しぱっちりさせたら凛月く……いや、何でもない。



「うにゅっ！ほっぺちゃちゅにぇりゅにゃー！」



「はっはっはっ。愉快じゃのう」



愉快ですねー、ホント。仁兎くんが可哀想。



しかし可愛い。女子顔負け。



「そろそろ離してあげたら？話の主旨が若干逸れそうだよ」



「すまんのう、つい可愛くて手を出してしまうのじゃ」



「可愛いって言うな！」

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