依頼の時間 ※変更しました ページ24
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プロデューサーとしての役目を終え、受験生として切り替えたとある日のこと。
「え、瀬名くんも私と同じ大学受けるの?」
「そ。だから、俺も少しずつ勉強していかないとね〜って思って」
私のクラスでお昼ご飯を食べながら、瀬名くんは自分の進路について話してくれた。
モデルやアイドルとして活躍しながら、大学に行くのは大変ではないのかって聞こうとしたけど、器用な彼の事だから大丈夫だろう。
「あ、Knightsは夏休み、トリスタとライブあるんでしょ?」
「A、来てね」
「来れたらね」
がやがやと賑わうこの教室のドアが、ガラガラと音を立てて開いた。
私より小柄な彼、仁兎くんが入ってきて、手には購買で買ったパン。
私はすぐに彼から視線を逸らし、ご飯を食べていると、その彼は私の席の前で立ち止まった。
「Aちん」
「仁兎くん、どうかした?」
「お客様がお見えになってるぞ」
「瀬名くんとかじゃなくて?」
最近、3年生には事務所の方々が直々にお見栄になって勧誘することがあるから、私じゃなくて目の前にいる彼と勘違いしてるのではないかと疑った。
けど、その直後に現れた人物でその疑問は解決される。
「失礼します。この教室だと聞いたんだが、白星さんはいるか?」
約3年ぶりに聞く落ち着いた声。
懐かしい顔、今でも変わらないその体格。
その人物と、私は目が合った。
「烏間さん……!」
「白星さん、久しぶりだな」
少しだけ、感情を表に出すようになった彼_______________烏間さんは、私を見て少しだけ微笑んだ。
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雪羅 - すごく面白いです!暗殺教室もあんスタも大好きなので、クロスオーバーの、しかも私が好きな感じのストーリーで嬉しいです。これからも頑張ってください!! (2018年6月7日 7時) (レス) id: 227c03626a (このIDを非表示/違反報告)
春風 - 一気読みしました~!!とても面白いです!!!更新頑張って下さい~!!! (2018年2月11日 2時) (レス) id: fe434a094a (このIDを非表示/違反報告)
☆てってれ〜☆ - 全部いっきに読みましたっ!!!楽しいですねっ!!!頑張って下さいっ!!! (2017年11月24日 19時) (レス) id: eef2348f1c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - この小説凄く面白いです!更新頑張って下さい! (2017年11月23日 0時) (レス) id: 5a9b64b293 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - 明日は羽風先輩の誕生日ですね!(三年なんでこんなにかたまってるの!) (2017年11月2日 23時) (レス) id: 3b75a384a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水神友花 | 作成日時:2017年10月21日 14時