【あんスタ】プロデューサーが元暗殺者の件について〜３〜【暗殺教室】

ゲーセンの時間 ７時間目 ページ21

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向こうの方で、何やら人だかりが出来ている。



それに気付いた天祥院くんの提案で、そちらに向かう事にした。



そこは、ダンスゲームのコーナーで人だかりの様子を見てると、どうやらうちの学院の人らしい。



すいません、と会釈をしながら人混みをかき分け1番先頭まで行き誰が踊っているのか確認した。



「っ、チョ〜うざぁい！何でそんなに余裕なわけぇ？」



「はっはっはっ！熱くなってるな瀬名！」



(瀬名くんと守沢くんか……人だかりが出来るのも分かるな)



彼らは現役アイドルであり、しかもKnightsと流星隊は校外でも人気がある。



当然ファンの子もいるだろうし、桁違いのダンスに魅了された人もいるだろう。



でも、1番の理由は……



(あんな大声でダンスしてたら、誰だって気になるよね)



余裕そうに笑っている守沢くんと、それを睨みつける瀬名くん。



何だかんだ楽しそうだな、と思いながら見ていると、瀬名くんが「わっ！」と声を出した。



どうやらバランスを崩してしまったようで、今にも倒れそうだ。



私は、急いで瀬名くんが倒れる方向に行き彼を受け止めた。



「大丈夫、瀬名くん？」



「は、え、A？」



「ふふっ、大胆だねAちゃん。」



「今日の正義のヒーローＭＶＰはAだな！」



一気に、視線が集まる。



自分でやっといてあれだけど、結構恥ずかしいものだね……。

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