ゲーセンの時間 5時間目 ページ19
.
先ほどからは全く考えられないようなスピードで、私はボタンを操作し彼に攻撃を与える。
彼のLPは、私の倍の速度でどんどん無くなっていっているため、本人は混乱の態度を見せた。
「お、おい!!イカサマしてんじゃねーだろーな!!」
「喋ってる余裕なんて、ないんじゃないですか?」
立場が逆転し、先程まで攻撃をしていた彼が、今度は逃げる番になっている。
そんな彼を、私は哀れに思いながらも容赦なく必殺技を食らわす。
その瞬間、私の画面には『WIN!!』の文字が大きく表示され、周りからは拍手と歓声が贈られた。
「おねーちゃんやったー!」
「驚いたな。お前にこんな特技があるとは。」
「特技ってわけじゃないんだけどね。ゲームが得意な友達に教えてもらったことがあったの。」
驚いた様子の蓮巳くんにそう話していると、あの男は膝から崩れ落ちてしまった。
「何で……この俺が……」
「約束ですよ。私が勝ったので、この場から立ち去ってください。
それと、公共の場のゲームを独り占めしてはいけない事くらい子供だって分かってたこと。でも貴方は、それ以下だった。恥を知って下さい。」
私は椅子から立ち上がり、男を見下ろすようにして言うと、彼はビビり上がり覚束無い足取りでこの場を離れていった。
425人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪羅 - すごく面白いです!暗殺教室もあんスタも大好きなので、クロスオーバーの、しかも私が好きな感じのストーリーで嬉しいです。これからも頑張ってください!! (2018年6月7日 7時) (レス) id: 227c03626a (このIDを非表示/違反報告)
春風 - 一気読みしました~!!とても面白いです!!!更新頑張って下さい~!!! (2018年2月11日 2時) (レス) id: fe434a094a (このIDを非表示/違反報告)
☆てってれ〜☆ - 全部いっきに読みましたっ!!!楽しいですねっ!!!頑張って下さいっ!!! (2017年11月24日 19時) (レス) id: eef2348f1c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - この小説凄く面白いです!更新頑張って下さい! (2017年11月23日 0時) (レス) id: 5a9b64b293 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - 明日は羽風先輩の誕生日ですね!(三年なんでこんなにかたまってるの!) (2017年11月2日 23時) (レス) id: 3b75a384a9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:水神友花 | 作成日時:2017年10月21日 14時