ゲーセンの時間 3時間目 ページ17
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彼らに話を聞くと、やはりこの男がこのゲームを独り占めしてゲームが出来ないという事だった。
今にも泣き出しそうなこの子達を、私は放ってはおけない。
彼には、ここから立ち去ってもらう。
方法なんて、1つしかない_______________
【私が、彼と同じ舞台に立って戦う】
「お兄さん、ゲームお強いんですね!得意なんですか?」
私はあくまでも自然な笑みを作り、彼に接近する。
「まーな!そこにいるクソガキとは大違いなんだぜ!」
「へぇ。でも、だからと言ってここを占領するのは良くないですよ?ここは公共の場、このゲームも皆のものです。」
正しいことを指摘すると、彼は一気に態度が変わり横暴になった。
「はぁ?だから何だよ。ごちゃごちゃ言ってんじゃねーよ!」
「譲る気はないんですね。じゃあ、こうしましょう。
私と、このゲームでバトルして下さい。
勝負は1度だけ。貴方が勝ったら、引き続き、このゲームをやり続けてもらっても構いません。
でも、もし私が勝ったら、すぐにこの場から立ち去ってください。」
「はぁ?んでめんどくせーこと……」
「もしかして、自信がないのですか?先ほどまで、あれ程得意だと威張っておられたのに。」
煽るようにそう言うと、彼はぐぬぬっと押し黙り周りを見渡す。
私達の周りには、騒ぎを聞きつけたギャラリーが集まっている。
その中には、A組の人達もいる訳で「Aは何をやっているのだね?」「全くあいつは度し難い」という誰かさん達の声も聞こえる。
こんなにも多くの人達の前で、私は賭けの内容を言った。
つまり彼は、この賭けを必然的に受けなければならないのだ。
「ちっ……やってやる!」
「ありがとうございます。」
私は彼にお礼を言うと、彼の正面にあるゲーム機の前に座った。
お金を入れ、プレイ人数とキャラクターを選ぶと、画面が切り替わりLPが表示される。
『Ready……』
私は、ボタンに手を掛ける。
彼らのために、負けられない戦いが
_______________始まる。
『FIGHT!!』
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雪羅 - すごく面白いです!暗殺教室もあんスタも大好きなので、クロスオーバーの、しかも私が好きな感じのストーリーで嬉しいです。これからも頑張ってください!! (2018年6月7日 7時) (レス) id: 227c03626a (このIDを非表示/違反報告)
春風 - 一気読みしました~!!とても面白いです!!!更新頑張って下さい~!!! (2018年2月11日 2時) (レス) id: fe434a094a (このIDを非表示/違反報告)
☆てってれ〜☆ - 全部いっきに読みましたっ!!!楽しいですねっ!!!頑張って下さいっ!!! (2017年11月24日 19時) (レス) id: eef2348f1c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - この小説凄く面白いです!更新頑張って下さい! (2017年11月23日 0時) (レス) id: 5a9b64b293 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - 明日は羽風先輩の誕生日ですね!(三年なんでこんなにかたまってるの!) (2017年11月2日 23時) (レス) id: 3b75a384a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水神友花 | 作成日時:2017年10月21日 14時