ゲーセンの時間 ページ15
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【今日、3―Aでゲームセンターに行くんだけどAちゃんもどうだい?】
と、先ほど天祥院くんからメッセージが来た。
(隣のクラスなんだし、直接言いに来ればよくないか?)
荷物をまとめながら、私はスマホの画面に表示されているメッセージを見つめる。
ゲーセンか……楽しそう。
でも何で私を誘ったの?え、これって何か裏とかある感じのやつ?怖。
いや、今更それはないか……。だとしても、違うクラスの私が、彼らの中にいてもいいのだろうか?
「A〜。」
「瀬名くん。」
「準備できた〜?」と言いながら、ずかずかと彼は教室に入ってきた。
どうやら彼もゲーセンに行くらしく、顔が少しだけうずうずしている。
「あれ?あいつからのメッセージ来てない?」
「いや、来てるよ。ただ、私行っていいのかなって、A組の娯楽なのに。」
遠慮気味にそう言うと、瀬名くんは壮大なため息をついた。
「あのねぇ、俺らがそんな事思ってたらそもそもあんたを誘ってないでしょ〜?それに、あんたを誘おうって万事一致で決まったんだから、気にしなくていいの〜。」
ピンっと、瀬名は私のおでこにデコピンをお見舞する。
私相手に手加減してくれるはずもなく、普通に痛い。
「ほら、行くよ〜。」
だがしかし、私を待ってくれる瀬名くん。
優しい。
私は、荷物を持って彼の後ろをついて行った。
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雪羅 - すごく面白いです!暗殺教室もあんスタも大好きなので、クロスオーバーの、しかも私が好きな感じのストーリーで嬉しいです。これからも頑張ってください!! (2018年6月7日 7時) (レス) id: 227c03626a (このIDを非表示/違反報告)
春風 - 一気読みしました~!!とても面白いです!!!更新頑張って下さい~!!! (2018年2月11日 2時) (レス) id: fe434a094a (このIDを非表示/違反報告)
☆てってれ〜☆ - 全部いっきに読みましたっ!!!楽しいですねっ!!!頑張って下さいっ!!! (2017年11月24日 19時) (レス) id: eef2348f1c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - この小説凄く面白いです!更新頑張って下さい! (2017年11月23日 0時) (レス) id: 5a9b64b293 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - 明日は羽風先輩の誕生日ですね!(三年なんでこんなにかたまってるの!) (2017年11月2日 23時) (レス) id: 3b75a384a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水神友花 | 作成日時:2017年10月21日 14時