ぶりっ子デビューしてみた。【暗殺教室】

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体育の授業中。


カエデちゃんにナイフの使い方を教わっております。






『思ったんだけどさぁ…』


茅野「ん？何？」



『このナイフってぇ、ホントに効くのぉ？』






あ、こうは言ってるけどこれはただの口実。



この先いつタコにナイフを

ブッさせられるか分かんないしね。






殺「フフフ、では桃乃さん。

この触手を切り落としてみてくだs」


『えいっ』






ブチュッ


タコの言葉に被せて、私は触手を切り落とした。






『いやぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！』



殺「自分で切り落としといて、

何悲鳴上げてんですか！？


先生傷付きます！！」



『だ、だってぇ…

あまりにも気持ち悪すぎて…つい……』






触手 "だった" ものに目を向けながら、そう呟いた。




…うん、

これを見て悲鳴を上げない女子は居ないわな。






殺「気持ち悪いって言わないで下さい！！

先生の大事な触手を…！」






その大事な触手を切り落とせって言った奴、

誰だったかなぁ？



そう思っても、表ではこう返しておく。






『タコさんにとって大事なものでもぉ、

私にはＧと同じくらい気持ち悪いんですぅ！！』






あれ、これフォローになってる？






カルマ「基準がゴキブリｗｗｗ」


殺「先生の触手をゴキブリ扱いしないで下さい！！」






ふっ、安心したまえタコ。






『私が一番気持ち悪いと思うのはぁ、

不細工なお顔ですからぁ♡』




この瞬間、全世界のブスを敵に回した。

嘘だよ。まじで。





前原「じゃあ俺は論外だな！」






え、何言ってんの…？






『前原くんはぁ、別の意味で気持ち悪い♡』


前原「なあ、コイツ殺していいか？」






キャー怖ぁい！！






烏間「あ、桃乃さん」


『はぁい？』



烏間「実力を図りたい。

そのナイフを、俺に刺してくれないか？」





…真顔でこんなこと言う人初めて見た。






茅野「Aちゃん、頑張って！！」


前原「殺られてこい」





何か一人場違いなこと言ってね？？？






『え、えっとぉ…』






ナイフを凶器に使ったことなんて無いんですけど。



相手は防衛省の人なんだよね。


何か…何か…あ！！




急に笑顔になった私に、みんな驚く。




私の目線の先にいるのは…

烏間先生…ではなく、




その後ろにいる

水色の髪をカエデちゃんみたいに縛った女の子。




あの子めっちゃ可愛いんですけど…！







烏間先生の存在を忘れたAだった。

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