ぶりっ子デビューしてみた。【暗殺教室】

ぶりっ子度・・・24% ページ25

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目が覚めると、知らない天井だった。

しかもカビが入ってて結構汚い。






『んっ…ここはぁ？』


茅野「あっ！目を覚ましたんだね」


神崎「あいつらに拉致られたのよ」






神崎さんの目線の先には、先ほどの不良。

そういえば、赤羽背後からやられてた気が…？



……早くここから逃げ出して、私も喧嘩したい！！






「お、目を覚ましたか」


「おめえ、どっかで見たことあると思ったんだけど、」





そう言って携帯を取り出した。





「これさ、おめえだろ。去年の夏頃、東京のゲーセン」





画面には、毛先を金色に染めたヤンキー風の美人。


この子どストライクですわ。





「毛並みのいい奴らほど、どっかで台無しになりたがってんだ。

これから夜まで、” 台無しの先生 ”が何から何まで教えてやるよ」






台無しの先生wwwダッッサwwwwww


下を向いて笑いをこらえていると、不良は怖くて震えてるのかと思ったらしく、気色悪く笑った。




＊






茅野「さっきの写真、真面目な神崎さんもああいう時期があったんだね」


『えっ、神崎さんだったのぉ！？』


神崎「うん。家は父が厳しくてね＿＿＿＿＿」






そう神崎さんは、自分のことを話してくれた。



ゲーセン、か…

私もよく行ってたなぁ…。



そうしたら、私の家って結構ゆるいよね。

成績最下位取っても、「何か理由があるんでしょ？」って微笑みながら聞いてきたし。


あ、現実を認めたくなかっただけか？






「俺等と仲間になればいいんだよ。俺等も肩書きとか死ねっていう主義でさ」





そうして、一般人に手を出してきたと。

コイツら本当に、





茅野「さいってー…」



わっ、カエデちゃんと気持ちが一緒だった☆





「何エリート気取りで見下してんだよああ？」





その言葉に逆上したのか、カエデちゃんの胸ぐらを掴む。

私は迷わず不良の股間を蹴った。




「いっ！？」


あまりの痛みに、不良が手を離す。






『その汚い手でカエデちゃんに触らないで欲しいなぁ？』


「誰の手が汚いって？」


『日本語わかんなぁい？お前だよ』






ニコニコ笑いながら話す。

顔見るだけで反吐が出そうだわ。







『中学生拐って何が楽しい？

お前らあと三年したら立派なロリコンだよ』



「てめえっ、舐めてんのか！！」



『舐めてるって言ったらどうする？』



「ぶっ潰す！！」

『すり潰す』






あら、意見ほとんど一致しちゃった。




＊

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