ぶりっ子デビューしてみた。【暗殺教室】

ぶりっ子度・・・22％ ページ23

＊




テストが返された次の日〜♪



私は、理事長室にきております(白目)


コンコン






『し、失礼しまぁす』


理「どうぞ」






ドアを開けると、転校初日と同じ光景。


多分テストのことですよね。

まさか怒られる！？実技教科もダメだった！！？



多分、私は今世界の終わりみたいな顔をしているだろう。






理「桃乃さん、テストの件についてなんですが」






ゴクリ、大げさに唾を飲み込む。






理「私との約束を守って下さりありがとうございました」


『あ、はぁい』


理「ですが、いくらなんでも白紙は極端すぎかと…」






きょ、極端すぎ…か。

次はもうちょっと答え書いておこう。






理「次からは怪しまれない程度で。

貴方はこの学校に転校できるほど頭がいいのですから」



『りょーかいでぇす』



理「あ、あと、実技教科は全て満点でしたね。

ですが期末テストは、実技も入ってくるのでご注意を」






お、お咎めなし！！

私は気づかれない程度に、安堵のため息をつく。



退学とかじゃなくてよかった…！






『あ、えと、じゃあ戻りますねぇ？』


理「次の期末テストも期待しております」






私が悪い点取るのをでしょ！！？

理事長って、ほんっと失礼だよね！！




＊






浅野「あ」

『あ』




ボロ校舎に戻ろうとすると、生徒会長と会ってしまった。


うっわ…、今日絶対占い最下位だ。







浅野「君、主教科全て０点だったそうじゃないか」






憎たらしい笑みで馬鹿にしてくる生徒会長。






『…』


浅野「図星で何も言えないのか？情けない」






いや、違うんだよ。

君の名前また忘れちゃったんだよ。



どうしよう、名前聞いたら怒られるよね？

記憶力悪すぎって言われるよね？




う、うーむ……






浅野「ああ、これから仕事あるんだった。じゃあ僕は戻るぞ」


『ま、待ってっ！！』






戻ろうとした生徒会長の肩をとっさに掴む。

それに驚いたのか、目を見開いた。







『こ、今度から魚くんって呼んでもいいかなぁ？』


浅野「…何故だ」






それは言えません。


君の目がスーパーに売ってある魚と同じ目をしているから、なんて死んでも言えません。






『あっ、私はぁAでいいよぉ！』


浅野「そういう問題ではない」


『じゃあねっ！』






まだ何か言いたそうだった魚くんから逃げる。


時にはスルーも必要なのだよ。








浅野「…走るの速いな。脳筋タイプか」

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