ぶりっ子デビューしてみた。【暗殺教室】

ぶりっ子度・・・21％ ページ22

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その後、タコに散々小学生用の本を勧められた。

おかげで、部屋には新しい本が並んでいる。


えーと、なになに…？






「一から分かる！小学一年生の算数！！」

「勉強が好きになれる！？まずは迷路から！！」



…タコから見たら、私はガキなのか。






『というか、迷路なんてもう遊びじゃないかぁぁぁぁぁぁぁ！！！』






私の叫び声が、辺り一帯に響いた。

その後、近所迷惑だとクレームが来たのはまた別の話。




＊




中間テスト当日。






『じゃあ、行ってきまぁす！！』


殺「Aさん…」






そう声が聞こえ、振り向くと、






殺「……大丈夫、まだ希望はありますから」






肩に触手を置かれ、哀れみの目線をもらった。


あっはっは、








殺してえ……！！！









＊




カツカツカツカツ


先程から先生(という名のクズ)が机を叩いている。



一時間目は数学。私が最も嫌いな教科だ。

問題を見ると、ズラーっと長い文章が連なっている。



みんながシャーペンを持って解いている中、私は何も持たずに問題とにらめっこしていた。






『(あ、そうだーーー)』






＊




テストが返された。

私は返却された問題用紙を見て、深いため息をつく。






カルマ「テストどうだった？」






と聞きながら、私の答案用紙を奪い取る赤羽。




『あっ、』


カルマ「…マジか」






赤羽は私の答案を見て目を見開いていた。


それもそうだろう。なぜなら…、






桃乃A


・国語...０点

・数学...０点

・英語...０点

・理科...０点

・社会...０点



総合０点 学年０／１９０位






これが、私の結果だった。

笑うよね、笑うしかないわ。



でも、これはほんの一部分だけ。






前原「寺坂よりも頭が悪い奴がいたとは…」






あ”？

てか、みんなこいつらの存在忘れてない？




私は残りの答案をこっそり見る。



・美術...９５点

・家庭科...９８点

・体育...９7点

・音楽...１００点




そう、私は主教科は白紙で提出し、実技の方だけ真面目にやったのだ。


私は理事長との約束を守った、それだけ。



どうせ、みんな主教科しか見ないだろうし…、

実技教科取ったって大丈夫でしょ。






殺「…これからもありますから」






ああもう、イラつくなぁ！！



大体、あんな問題で０点とかこっちは屈辱的なんだよ。

私なんか、十分くらいで解けたぞ？





ほら、YDKってやつ。



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