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TH「ヌナ、シッーー！」
パチっと目が合ったテヒョンに
"一体何をソクジンさんに言ったんだ"と
目で問いかけると、人差し指を口に当てたテヒョン。
JN「Aちゃん？」
「…あ、その良かったです！交際を認めて、くれて。」
JN「うん。」
正直腑に落ちないことばかりだが、4次元思考のテヒョンだから、仕方ないと勝手に納得。
ソクジンさんは、ギュッと強く手を握って優しい笑顔を見せてくれるから、まぁ一件落着したならそれでいいかと心の中で流した。
「お疲れ様です。」
JN「ありがとう。今もこうしているだけで疲れなんて吹っ飛びそう。」
「ふふっ、そうですか？」
JN「うん笑」
私もソクジンさんの笑顔を見れただけで、寂しさとか疲れとか全部吹っ飛んだ。
TH「イチャイチャすんなら帰ってー」
JK「そうだーそうだー」
若干2名からのヤジがすごいけど、そんなのは無視して、隣のソクジンさんと手を繋いだまま、お酒を飲んでは話をしたりしていると
SG「ヒョン、疲れてんなら帰って休めよー」
私の隣に座っていたユンギが突然言う。
JN「別に僕は、」
SG「どうせヒョンのことだから、何も食わず仕事したんだろ？
ナムジュンがちゃんと夜は食わせろって言ってたから、Aでも持って帰ってご飯作って貰えばいいじゃん。」
「…。」
今、なんて？
"Aでも持って帰って" だと？
「私は物なの？」
SG「ヒョンの彼女。」
「答えになってないし。」
JM「ユンギヒョンは、ソクジンヒョンを心配してるんですよ。そのためにヌナが必要だって言ってるんです。」
ジミンがユンギの言いたかったことを解説すると、コクコクと頷くユンギ。
あなたの語彙力どこにいったのよ。
JN「じゃあユンギがそう言うなら、僕たちは先に帰ってもいいかな？」
JK「どーぞどーぞ。」
TH「ヌナ、狼に気をつけるんだよ？」
JM「こら、テヒョン。」
いつのまに酔いが回ったテヒョンを支えるジミン。
「じゃあ、先に帰るよ。
ジミン、テヒョンのことよろしくね。」
JM「はいヌナ。」
JK「バイバイ〜」
"車持ってくるから待ってて"と言われたので、ソクジンさんが来るまで店の入り口で待っていると、後ろから声をかけられた。
SG「A」
「わっ！…どした？」
SG「これ。」
そう言って、ユンギが差し出した手を見た。
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作者名：みおお | 作成日時：2021年3月14日 10時
