時を超えた恋愛［JN］ (ページ34)

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退勤時間になり、ロビーに行くと後ろから声をかけられる。

JK「ヌナ！！」

「あ、ジョングクくん！」

振り返ると私服姿のジョングクくんがいた。

JK「ヌナ、呼び捨てでいいって言ったのに。」

「あぁ、そうだった。ごめん、ジョングク。」

ジミンは呼び捨てなのに何で僕は君付けなのと、この前言われたのを思い出す。

「今日は帰りが早いんだね。」

JK「はい。あ、そういえば今日不思議な事が起きたんですよ！」

不思議な事…？

「何が起きたの？」

JK「今日見た夢が正夢になったんです！」

え。

…なんか、私も心当たりがある話だけど。

「…どんな夢だったの？」

JK「ジミンとテヒョンから同じ時間にカトクが送られてくる夢です。」

なんて平和な夢なんだ。

「それが現実になったの？」

JK「はい。ほら！」

そう言って見せてくれたのは本当に同じ時間に送られてきたジミンとテヒョンのカトク。

"今日ジョングクの家に行くね"

相変わらず仲良しだなぁ～

「すごいね。笑」

JK「僕、びっくりして鳥肌が止まりませんでした。」

私もある意味鳥肌が止まらなかったな。

JK「…ヌナ、ヘアピンつけてるんですか？」

ジョングクが私の頭を指して言う。

「そう、貰ったの。」

JK「へぇ～、すごく似合ってます！」

「ふふっ、ありがとう。」

昼の出来事を思い出して、思わずニヤけてしまう。

JK「おぉ～ヌナ、恋してますね。」

「え？」

JK「いいなぁ～…僕も恋、

あっ！！ジミンヒョンから電話だ！じゃあね、ヌナ！」

え、ちょ。

恋？

誰が誰に…？