時を超えた恋愛［JN］ (ページ32)

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JN「なんか欲しいのでもあった？」

「いいえ！ただ、見てただけなので！」

私は一歩売り場から離れると、代表は売られている沢山のヘアピンをみて、何か考え始めた。

「…代表？」

JN「う～ん、そうだなぁ。Aちゃんは何色が好き？」

ん？

もしかしたらこれは買うパターン…??

「代表。そろそろ帰らないと、」
　

ご馳走になったばかりなのに、これ以上なにかをしてもらうわけには…

JN「何色が好き？」

！？

急に顔を上げて尋ねてきたので、私を見るその目から逃げられなくなる。

「…なんでも、好きです。」

そう答えると、「それが一番困るなぁ」と言いながらまたヘアピンを見始める代表。

「代表…あの…」

JN「Aちゃんは白色が似合うよね。」
　

え？

"Aは白色が似合うんだ。"

JN「すいません、これ下さい。いくらですか？」

夢と似た言葉に驚き、代表が持つものを見ると、

それは私がさっき置いたヘアピンだった。