時を超えた恋愛［JN］ (ページ18)

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SG「お前、初対面の男の目の前で突然泣くなし。
今日どんだけ寿命縮ませんの？」

タクシーに乗った瞬間、ユンギの口からは文句という名の説教が始まった。

ってかテヒョンのお迎えは嘘だったのね。

SG「ジンヒョンは、あぁ見えて結構鋭い面があるから、気をつけろよ。なんでも見透かされるぞ。」

「そんなの…初対面なんだから分かるわけが、」

"なんで…泣いてるの？"

さっきから脳内で永遠リピートされているその一言。

本当にあの人が記憶の中の人？

ユンギと話している時は、記憶の人とは別人のように感じたけれど、涙を見られた時の声のトーンは全く記憶と同じだった。

「はぁ…もう、わけわからん。」

SG「こっちも、訳わからんわ。だから、あの続き。」

続き？

あぁ、言いかけてたやつね。

私はシートにちゃんと座り直して、言った。

「実は、その記憶の人が代表とそっくりなの。てか、ほぼ同じだったの。」

SG「……は？」

だよね、そうなるよね。

SG「記憶の中で死にそうだった人がジンヒョン？」

「うん。」

SG「ありえな。」

「うん、私もあり得ないと思ったよ。だから、びっくりして倒れた。」