時を超えた恋愛［JN］ (ページ16)

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これは一体どういう状況なんだろう。

ユンギが電話から帰ってきた後、ちょっと客が来るっていうから、誰なのって言ったら部屋に入ってきたのがまさかの代表。

「えっ……と…」

私が戸惑っているのが分かったのかユンギが代表に向かって言う。

SG「ヒョン。こいつまだ、病人。」

ちょ！代表の前で堂々とこいつって言うな！

JN「同僚って女性の方だったんだ。こんにちは。
調子のほうは大丈夫ですか？」

代表が私のベットに近づいてくる。

私はどういう顔をすれば…

すると、聞き覚えのある言葉がまた聞こえた。

JN「…なんで、泣いてるの？」

「え…」

やっぱりそうだ。

記憶の中で死にそうになってた人はこの人で、

私が死なないでって言った人はこの人なんだ。

急いで涙を拭うと、目の前にいる代表は今さっきの私と同様、戸惑っている。

そりゃそうだ。

急に泣かれるんだから。

しかも女に。

SG「…ヒョン、言ったじゃない。まだ病人だから、」

「全然、大丈夫です！ただそのっ、声が似てて…」

JN「…声？」

あ、やばい。

私はなんてことを口走ってしまったんだ！
　

「と、とにかく！！大丈夫です。…ご心配いただきありがとうございます。」

…大丈夫かな。

誤魔化せたかな。