時を超えた恋愛［JN］ (ページ11)

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SG「お前、絶対誰にも俺の先輩だってこと言うなよ？」

「はいはい、分かってるから。」

ユンギが代表との関係を教えてくれてから、釘を刺すように言ってくる。

そもそも話す友達がユンギしかいないのに誰に話すのよ。笑

会場に着くと、着飾った多くの社員がグラスを手にして会話をしていた。

「いつも思うけど、すごく豪華だよね。」

SG「こういうのに、ものすごくこだわる人だからだよ。」

「だれが？」

そういうと察しろとでも言うようにみてくるので、あの先輩かと納得する。

『それでは只今よりアーミーグループの新代表の任命式を行いと思います。』

アナウンスとともに会場にいる全員がステージへ目を向ける。

私もグラスを持ち、ステージへ目を向ける。

『では、ご紹介いたしましょう。アーミーグループの新代表キム・ソクジン氏です。拍手でお迎えください。』

拍手とともにステージに上がった新代表を見た瞬間だった。

「え………」

JN「初めまして。この度アーミーグループの新代表に任命されたキム・ソクジンです。」

"お願い…泣かないで…"

あの手、そして声。

思い出した瞬間、驚きのあまりグラスを落としてしまう。

どうして…なんで…?

そして視界がだんだんぼやけて見えなくなる。

これも夢なの……？？

SG「A？……って、おい。大丈夫か！」

様子に気づいたユンギが駆け寄り支える。

そして私を見て言った。

SG「お前…なんで泣いてんの？」