時を超えた恋愛［JN］ (ページ1)

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例えば、前世の記憶が自分にあったとして、

今目の前にいる人がまさにその人記憶の中の人だって分かった時、

私はなんて声をかけた方がいいのだろうか？？

ずっと探していました、とか？

もしかして前世の記憶とかありますか？とか

私の事知ってますか？とかかな、

でも、どれも言えないな…きっと。

私があまりにも泣いてしまいそうで。

1週間前

SG「お前もついにイカれた？」

「え、これほんとなんだって！」

SG「前世の記憶があるとか笑える。」

小皿にある枝豆をつまみながら鼻で笑うこいつ。

いや、バカにすんな。

ほんとなのよ、ガチで！

同僚であるユンギに話したいことがあると言って、いつもの居酒屋に連れてきた。

SG「話したいことって言うから彼氏でもできたのかと思ったら、ただのバカの上ごとだったわ。」

「ユンギ信じて！これ、マジなんだってば！」

SG「あーあーあー」

聞きたくないとでも言わんばかりに耳をふさぐユンギ。

「どうせ信じてもらえないのは分かってたし、
こんなの馬鹿げてると思われてもいいんだけど、
私にとっては大事件なんだよ！！」

SG「そもそもなんでそれが自分の前世の記憶だってわかんの？」

「え、それは…」

あぁ、それは少し言いにくいんだけどな。

一杯の酒を喉に流し込んで言う。

「私がいるんだよね…」