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You side
今でも覚えてる。
あの日、お店から出たら雨がすごくて
近くの建物まで一緒にいた5人くらいでダッシュで戻ることになった。
芸人なんて無頓着なもので誰も傘は持ってないし、夏だから頭を覆うコートもない
永見「僕のカバンでちょっとはマシですかね？」
「これスーツのカバンやん、抱えとき」
永見「スーツはどちみち明日洗う予定やったんで」
持ってきていたスーツをしまうカバンを私に託して
先に駆け出してしまった後輩。
「はあ、永見ありがとう、ごめんな濡れちゃったよな」
みんなより一足遅れて建物に入れば
ビシャビシャになりながら笑ってるみんな。
永見「全然大丈夫です、役に立てたなら」
濡れたメガネを外して拭いている仕草が
恋愛映画で100回は見た在り来りな演出のように
スローモーションに見えて、
「あ、ありがとう」
芸人になってから感じてなかった感情が湧いてきた気がした。
なんとなくそれに気づかないフリをしてみんなとの会話に集中した
それからニッ社とロングコートさんと仲良いメンツにカベポスターも仲間入りしてしばらく。
「永見さあ、メガネはずっと付けたまま？」
永見「まあ、そうですね」
「ちょっと外してもいい？」
お酒の席でたまたま隣に座っていた永見。
「え〜外してもええやん」
永見「そうですか？でも見えないです、」
「どんくらい見えへんの？私の顔見えてる？笑」
永見「ボヤっと見えます」
「じゃあ返してあげる、メガネある方が永見って感じするか」
その重たい黒縁メガネを外してみると
やっぱりあの時を思い出して平静を保てなくなる気がした。
なんか話題を変えるいい言葉も思いつかなくてすぐにメガネを返して目の前の辻󠄀さんとひたすら話す。
辻󠄀「おい」
お開きになってお店から出る前に辻さんに呼び止められた
辻󠄀「ちょっとええか、歩きながら」
「なんですかー」
珍しくしかめっ面な辻󠄀さんとは家が同じ方向だから
店の前でみんなに別れを告げる、
そんな遠ざかる私たちの後ろ姿を見てたメガネの後輩には気づかなかった。
辻󠄀「永見、気になってるとか？」
「なんでですか」
辻󠄀「後輩可愛がるとか珍しい、お前は先輩にくっつくタイプやったやん」
「それは今まで私らが一番下やったから」
辻󠄀「ほんまにそれだけ？」
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はる - 永見さん可愛すぎて😭続き気になります！時間かかってもいいのでゆっくり更新してください！☺️💗 (2023年1月15日 2時) (
レス) id: b190eea695 (このIDを非表示/違反報告)
ちこ - ついについにですね…！ニヤニヤしながら最初から読み返しました🥰これからのふたりも楽しみです💓💓 (2022年3月13日 0時) (レス) @page23 id: 42d4be10f8 (このIDを非表示/違反報告)
優兎(プロフ) - ちゃいなさん» ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします(^^) (2022年2月10日 23時) (レス) id: d133b2fd77 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃいな - ああ！もう永見さん最高すぎます‼︎ 続き楽しみすぎて毎日幸せです☺️ (2022年2月10日 8時) (レス) @page13 id: 975e06f184 (このIDを非表示/違反報告)
優兎(プロフ) - ちこさん» ありがとうございます(^^)ゆったり更新ですが楽しんでいただけると嬉しいです☺️ (2022年2月9日 23時) (レス) id: d133b2fd77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優兎 | 作成日時：2022年1月23日 0時
