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それぞれがそれぞれの思いを抱え、迎えた本番。
個人的に1番怖いのはアンガチームだ。
セマネは確かに上位メンバーが揃ってて、一人一人がしっかりと役割を果たしているが、
アンガは更にそれを上回ってくる。
フイ先輩が今回メボを担当しているが、正直、ゴヌク君もジュンヒョンもスンファンもボーカルが強い。
ラップはギュビン君も平均以上はできてるし、ヒロト君は本番では練習以上の実力を出してくる。
ダンスも全体的に安定してる方では無いのか。
ここにハンビン君がいたら、もっと厳しくなっていたと思う。
彼はラップも、ダンスも歌もできるオールラウンダー。
Switchチームに自ら移ってキリングパートを担当したのは彼自身、賢い判断だったと思う。
ただ、他の練習生からするとそれは大分救われる行為だ。
Switchチームの人からも、他のチームの人としても。
あのままハンビン君がアンガチームにいたら…。正直怖すぎる。
Super chargerチームのステージ。
日が昇るまで、練習してたのを知ってるからこそ、不安が強い。
｢火消さなきゃ。｣
｢…？｣
｢｢煙じゃないの？｣｣
一瞬沈黙が流れた後、ジョンヒョン君は少し気まづそうに｢あ、そうなの？煙…。｣と呟く。
そんなジョンヒョン君にギュビン君と私は顔を見合わせ笑ってしまう。
オープニングが終わり、みんなが待っていたパフォーマンスに移る。
…せめて表情管理くらいしよ…？口あんぐり開けてちゃダメだよ…笑
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作者名：音ゲー好きなオタク x他1人 | 作成日時：2023年5月17日 22時
