月下美人 Ⅱ (ページ1)

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「サブ1は？」

「スンファニヒョンです。」

スンファンがいたか。

確かにあまり目立ちはしないがスンファンも歌がとても上手で、ダンスもとても癖になる。깡のダンスはとてもキレがあってかっこよかった。

「…凄く上手だからね。歌もダンスも。だから自信持ちな。メボできるぐらい上手いんだから。」

「私いつかジュンヒョンのメボ見てみたいな〜…なんて。」

小さく呟いたはずなのにそれを聞き逃さなかったジュンヒョンは、顔を輝かせる。

ジュンヒョンはそのまま私に飛びついて肩に顔を擦り付けてきた。

「次も頑張ろ。生き残ろうね。」

「はい、…ヌナ。」

考えてみれば私もメボとかキリングパートやったことないんだよな…。

今度立候補してみようかしら。

...どうせ無理なんだろうけど。

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部屋はとても広いので結構自由に使えそうだ。

ジュンヒョンはそのまま着いてきて、荷物を運んでくれた。

と言っても元々ミニマリストだから運ぶようなものも大してないんだけどね。

なのにジュンヒョンは自分が運ぶと言って聞かないし。結構大変だった。

もうこっちが折れるしか無かった。

「ありがとう、ジュンヒョナ。」

「いえいえ！！困ったらなんでも言って下さいね！」

やるだけやってジュンヒョンはそのまま部屋へと戻ってしまった。