素能学園～桜は冬に咲く～（モノホンだよ） (ページ10)

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え…おった？ページ10

side M.K.

高校で最初の体育の授業は大体が身体測定とか体力テストやんか

素能学園もそれは同じで

まずは体育館がめっちゃデカい

ワンチャン、アリーナ規模のライブ出来るくらいやで

それは盛ったな

まぁでもそこら辺の高校とはレベルが違うのは確かやな

しかも金持ち学校やからか、測るもんすべてが最先端

唾液を採っただけでその人の身体の異常がわかる(←遺伝子検査？だと思います)のなんて凄いやん

ほんま、技術の発達は凄まじいなぁ

体力測定も一通り終え、めめと2人で『あとは身長と体重だけやな』なんて会話をしてた

『ヾ( 〃∇〃)ﾂｷｬｰｰｰｯ♡』

どこからか歓声が聞こえてきた

声のする方を見ると、何やら大勢の女子たちと1人の男の子の集団やった

蓮『あ、ラウールじゃん』

同じ集団を見ていためめが、聞いたことの無い名前を口にした

康｢ら、ラウール？？｣

めめが指さしで教えてくれたのは、まさしく女子たちに囲まれていた男の子だった

康｢めめ、知り合いなん？｣

蓮｢いや、クラス一緒じゃん｣

康｢あんなイケメンめめ以外におった？｣

蓮『康二くんは遅刻したから分かんなかったかもしれないけど、後ろの方にいたよ』

康｢へぇーそうなんや、って俺遅刻してへんから！！｣

そんなやり取りの後、めめが急に歩き出した