3 ページ5
阿部さんに言われた通り3階まで階段を駆け上がる
一応高校生になったけど、3階まで走るのはキツすぎる
かわいい顔して悪魔やなぁ、阿部さん
階段を登り切り、教室に着いたのは集合時間の1分前
康「はぁはぁ、すんません!遅くなりました!!」
息を切らしながら教室に入るとみんなポカンとした顔でこっちを見てくる
そら当たり前か、入学して1発目に遅刻するやつなんておらへん
その後、先生に『席につきなさい』と注意され、空いている窓側の席に座った
ここで隣の人や周りの人に挨拶できればええんやけど
なんせ俺は人見知り
そんなこと、できるわけがなかった
_________________________________________
【素能学園高等学校 入学式】
それぞれ大ホールに集まり、クラスごとに分かれて座った
当たり前やけど、道中無言で
他のクラスでヒソヒソと話し声が聞こえていたけれど、話す気にならんかった
俺の隣には名前順で後ろにいた確か目黒って人
背がめっちゃデカいねん
しかも周りから『カッコイイ』『スタイル良すぎ』なんて声が聞こえてくる
横顔がめっちゃ綺麗やなぁと呑気に見ていると
?『ねえ』
と声をかけられた
16人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:藍蘭 | 作成日時:2023年7月17日 16時