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いつものように広間でくだらない話をしていた。
いつの間にかメンバーが定着していた。
アホ面がくだらない話を振る。クソ髪が乗ったり宥めたりする。しょうゆ顔が呆れながらつっこむ。俺は一蹴する。
そんないつも通りの時間だった。
「な、なぁバクゴーさぁ、ぶっちゃけ、Aちゃんとどこまで行ってんの...？」
少し高揚した様子でソワソワとアホ面が聞いてくる。
「おっ、おいおい上鳴、そんな事情聞いたら狭間に悪ぃって...」
そうクソ髪が宥めつつも興味と下心は隠せない様子でやはりソワソワしている。
「あ？んなもん言うわけねーだろ」
「えぇ〜、かっちゃんってば案外オクテだったりするんだ〜？」
「あぁ！？キショい言い方してんじゃねぇ！誰が奥手だ、どこまでとかんなもん、さいg」
言い募っていた言葉がガンッ！！という後頭部の衝撃とともに途切れた。フ、と後頭部の四角い結界が消える。
「かー、つき、くん？何の話してるのかなー...？」
背後からAの抑揚のない声がやけに響いた。
「.......さい、塞翁が馬だ、このアホが分かんねぇっつうから説明してやってんだよ」
「ブフーーー！！！急な！！故事成語！！！俺狭間が爆豪殴ったとこ初めて見たわ！ヒーーーーー！！ウケる！！！」
しょうゆ顔が腹を抱えて笑うのをギンッ！と睨む。後で覚えてろよテメェェ。
「え、なん、ちょ、それ難しい」
元はと言えばコイツが悪ぃんじゃねーか、と「サイオーが美味ぇの？」とほざいているアホ面を腹いせに爆破した。
「ひぁ......！！！！！」
その時だった。
Aが突然全身の毛が逆立ったようにして跳び上がった。
ビリビリと体が戦慄しているようだった。
「...ッ結！！！」
Aが咄嗟に結界を張った。
俺らはもれなくすっぽりと大きな結界に覆われた。
「え、なになに？」
「狭間どうしたよ？」
困惑する俺らの背後でドオン！と一際大きな衝撃音が鳴った。
全員がもれなく固まった。
音は玄関扉の先、寮の外からしたようだった。
「そんな...そんなことって、ある...？」
驚愕するAに「え...何どういうこと...？」とアホ面を含め余計に困惑は深まった。
埒があかねぇ、と俺は寮の外へ向かう。
他の奴らもわらわらと様子を伺う。
寮玄関の前には、巨大なとぐろのようなものが見えた。
「は......？
龍......だぁ.....！？」
目の前には巨大な龍が、落ちていた。
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泉(プロフ) - ミホさん» ありがとうございます^^物語に心を乗せて頂けたなら幸せです。 (2023年3月30日 18時) (
レス) id: 250c48e64a (このIDを非表示/違反報告)
ミホ(プロフ) - めっっっっっっっちゃキュンキュンした！！言葉に表しきらんほど感動した(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ (2023年3月30日 13時) (レス) @page50 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - しぃさん» ありがとうございます...！とても思い入れの強い作品なのでそう言って頂けると嬉しいです！2世のリクエスト頂いてるのでずっと考えてるのですが中々固まらず...いつかやれたらやりたいです！他作品も楽しんで頂けると嬉しいです* (2018年10月21日 11時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - 一気読みしてしまいました。最高でした！！！！なんかこう、まだまだ続きが読みたいような、完結してスッキリしたような感じでモドカシイです。他の作品も楽しませていただきます (2018年10月20日 22時) (レス) id: b9e3ade31c (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - ネコさん» うわぁー...！小説自体この作品が処女作だったので、キュンキュンしたと言っていただけてすごく驚きました！誰かの心を動かせたのかと思うと本当に嬉しいです！ありがとうございます！次もぜひやりたいです。もし映画ネタバレ大丈夫でしたら続話もご覧くださいませね！ (2018年9月17日 16時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉
| 作成日時：2018年5月21日 0時
