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出口のゲートを抜けるとほどなくして、物販コーナー付近で来場客が列を成していた。物販まで備え付けられているとは、コンサルのこの展示にかける熱意は相当なもののようだ。
そして物販の列かと思いきや、並んだ来場客はすべからくその手に何かしらのグッズを手にしていた。その事実に納得する。
ここだな。
一旦列に背を向け、物販へと足を進めた。
「Awesome! Thank you so much! I became your fan!
(すごい！ありがとう！あなたのファンになったわ！
I love your whole works and things you do in future!」
(私はあなたの全ての作品と、そしてあなたがこれからする全てのことが大好きよ！)
画集の巻末ページに、イラストを描き込んで手渡すと、その人は輝くような笑顔でそう言った。
私が..........、これからする、全てのこと.............................。
思わず、目頭が熱くなるのをぎゅっと堪えて、笑顔でその人の手を握り、見送った。
「Thank you for your coming. This is your turn. What do you want me to draw?」
(ご来場ありがとうございます。あなたの番ですよ。何を描きましょうか？)
「そうだな、お前の憧れのヒーロー。描いてくれや。」
「................................ッ！！！」
目の前の人が、帽子とサングラスを取った。そして購入したであろう私の画集を目の前に差し出した。その聞き慣れた声に、言葉が出なかった。
「あと、個展開催おめでとう。」
目の前に、バサ、と音を立てて、視界一面の白い花束が現れた。様々な形の花々と、香りがふわと揺れる。
「Sorry Sir. You can't make any gift to her directly at this exhibition, if you were not related. 」
(申し訳ありません、この展示会では、関係者でなければ直接彼女に贈り物をすることはできないんです。)
チャールズが付けた警備員がサッと割って入った。危険物回避の観点から、ギフトは一度カウンターで受付けることになっていた。あ、と口を開こうと思った時だった。
「I'm related.
(関係者だ。)
Her husband. 」
(コイツの旦那。)
悪びれもせず、当然のようにそう言い放った勝己さんに、思わず目が点になる。
「Not yet.....
(まだ、よ...........。)
ありがとう、勝己さん.............っ！」
白い花束を腕いっぱいに抱えて笑むと、目の端から雫がこぼれた。
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泉(プロフ) - トガさん» 死ぬほど返信遅くなってごめんなさい。。もちろん覚えてます！私の、と言って下さったのは衝撃で本当に嬉しかったです*ここまで見て下さっていて本当にありがとう。これからもと言って下さって本当にありがとう。。トガさんは私にとって特別なかたです* (2020年2月25日 8時) (
レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
トガ - 泉さん» 覚えてくださってたんですね！光栄です、、泣 大好きな作者さんから最初のファン認定を貰えたなんて嬉しすぎます。これからもずっとファンで居続けるつもりです (2020年2月13日 0時) (レス) id: 98e58341d2 (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - トガさん» あ...トガさん！まだ見て下さってた...嬉しい...！一伽ちゃんの名字には、貴方のお名前をいただきました....！最初に、私のファンと言ってくれてありがとう.....！言えて良かったです...ありがとう、ありがとう。。 (2020年1月28日 0時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
トガ - 一番好きな作者さんです。ずっと応援してます！ (2020年1月27日 22時) (レス) id: 27576cbc43 (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - つるぎさん» こちらこそ遅くなってごめんなさい！登場人物全員大事と言って頂けてじーんとします。。物語を受け取って下さって、私の想いまであたたかく受け止めて下さっていて、とても感慨深いです。そして引っくるめてあたたかい、と言って頂けて幸せです。いつも本当に感謝です* (2020年1月19日 20時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉 | 作成日時：2019年11月8日 19時
