番外編4 ページ47
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〜デート編〜
『けっ、ケンカして謹慎.....！！！？』
弓道場に顔を出せない旨を連絡すると、電話口で素っ頓狂な声が響いた。
『え.....なんて愚かな.....。やっぱり爆豪くん生粋のヤンキーだったの...？』
「っせぇなぁ...わかっとるわ。」
スマホを耳に当てたまま、ガシガシと頭をかいた。
『.....嘘。君がそんな行動をとるなんて、私には見えないところで、きっと.....、よっぽどの事があったんでしょう...？
何か、私にできることがあったら、何でもしたい。』
その言葉を聞いて、ピタ、と手が止まる。
「................言ってたヤツ。....気分転換、付き合え。」
そうボソ、と呟くと、電話の向こうで嬉しそうな声が響いたのに、思わず頰が弛んだ。
「ちょっ、まっ、爆豪くんっ....！ストップ....！ストップー！！」
片手にクレープを握り、もう片手に先程の店で買った荷物を提げてAが言った。
「あ？はよそれ食え。」
「いやっ、まぁそれは良いんだけど良くないよ！今日爆豪くんの気分転換でしょ？何これどういう状態！？」
「ハァ？正真正銘気分転換だろうが。」
困惑を敷いても尚綺麗なその顔。そして先程俺が購入した服に身を包んだのが、よく似合っていて満足する。一方Aの方は納得がいかないようでまだ言い募る。
「どこがなの....！？さっきから私に服買って着せたり、靴お揃いなのは良いけどそれも私の分まで買ったり....こうしてクレープ食べさせたり！私気が気じゃないし全く爆豪くんの日じゃないじゃない！」
せめて支払いぐらいさせてよ....！と嘆くのを鼻で笑って一蹴した。
「ハッ、......良ンだよこれで。俺がお前に着せてぇ服をお前が着てる。俺がお前に食べさせてぇモンをお前が食ってる。
そーゆうのが良ンだよ。」
「............全っ然、わからない...。」
「お前に出来ること何でもするっつったろ。大人しく付き合えや。あと靴今度履いて来いよ。」
うう支払い......、とうなだれるAをしり目に、両手に提げていた様々なロゴの袋を片手に纏め、ついでにAのも奪う。
そうして空いた手を取った。
紅色に染まったその頰が下を向くのに構わず、そのまま歩き出した。
支配欲、.....っつうか独占欲っつうか。
自分でもそんなチャチな欲求で満たされているなんて、阿呆らしくはあったが。
コイツの前じゃそれすらどうでもよく、ただ受け入れられる甘えにそのまま甘んじた。
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泉(プロフ) - くじさん» ひーん....！ありがとうございます...！待ってると言って下さって嬉しいです...！ (2019年5月15日 8時) (
レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
くじ(プロフ) - 泉さん» いつまででも待ってるので泉さんのペースで頑張ってください…！！ (2019年5月10日 19時) (レス) id: db6b08d5ff (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - くじさん» 推しカプと言っていただけて最高に嬉しいです^^*うちの子たちが推しと呼んでもらえるなんてなんだかすごい...！活動、一時終了と言って頂けてなんだかほっとしています。。苦笑。またしっかり入れるようになったら書きたいです。 (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - つるぎさん» たくさんの嬉しいお言葉ありがとうございます...！また帰れる場所を作っていただけてとても嬉しいです涙。こんなにも作品をあたたかく愛して頂けて、こちらこそ本当に素敵な読んで下さる方に出会えて感謝です* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - kazuさん» あたたかいお言葉ありがとうございます....！こちらこそ、素敵な内容で最後に物語を広げて下さってありがとうございました* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉
| 作成日時：2019年2月20日 16時
