番外編3 ページ46
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〜結婚式編〜
「.........ねぇ、なんで、結婚を前提に同棲、なの？爆豪くんだったら来週は式だ、とか無茶なこと言いそうなのに。」
繋ぐ手を見つめながら、そう、と問いかけると、こちらを向いた赤い目にギン、と睨まれひえ、と情けない声が出た。
「爆豪くんは金輪際禁止だコラ。
........まだ、お前の気持ち聞いてねぇし、お前の仕事の都合もあンだろが。
.....けど手放す気は無ぇしよ...そう考えたら、出せる結論が婚約だったンだよ悪ぃか。」
さっきまで力強かった赤い目が、ふいと視線を逸らして、その口を尖らせているのを見て思わず頰が緩んでしまう。
「相変わらず、どこかみみっちいっていうか......あっ嘘嘘！
....私のこと、考えてくれたんだよね。ありがとう。
大丈夫、かつ、きくん、以上に、好きになれる人なんて居ないから。愛してるから、来年式挙げよう？」
ふふ、と頰を染めて言うと、今度は赤い目が点になった。
「................おま、.......クソ、何でいっつも俺がこんな後手に...
だああ！クソわぁったわ、式は来年の今日だ！
死ぬまで愛してやる！結婚してくれ、A。」
「はい、よろしくお願いします。」
ー1年後の、その日。
『えー、その時僕は、爆豪くんの恋に落ちる瞬間に立ち会ったわけですが、
僕が、その時感じた通りに、こうして2人が並んでいるのを見る日が〜....』
新郎友人スピーチが終わると、写真撮影タイムとなり人がばらけた。
「おツル...いやもう違うか。A、本当に綺麗.......！一生モノの写真だわ！！！！！！」
そう言ってともちゃんがシャッターを猛スピードで切りまくるのを見て思わず笑みがこぼれる。
「よー、どうだったよ俺の完璧なスピーチ？」
「ホラ吹きまくってんじゃねーわ。」
「この子がアホ面くんでしょう？スピーチありがとう！」
「ぶっ、バクゴーおめーなんつー紹介の仕方してんだよ！A先輩マジめちゃくちゃキレーっす！」
「たりめーだろ。」
「おめー恥ずかしげもなく言うよな...。
ま、さ。そりゃスピーチちょっとは盛ったけどさぁ〜.......
2人だったら幸せになんだろうな、って、見てて思ったのは嘘じゃねーし！
バクゴーめちゃ幸せそーな顔してんもん！」
そう言ってニカ！と笑う上鳴くんに、つられてくしゃりと、音を立てて笑んだ。
優しい赤い目と、手元でほころぶブーケの花々、そしてみんなの笑顔が眩しかった。
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泉(プロフ) - くじさん» ひーん....！ありがとうございます...！待ってると言って下さって嬉しいです...！ (2019年5月15日 8時) (
レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
くじ(プロフ) - 泉さん» いつまででも待ってるので泉さんのペースで頑張ってください…！！ (2019年5月10日 19時) (レス) id: db6b08d5ff (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - くじさん» 推しカプと言っていただけて最高に嬉しいです^^*うちの子たちが推しと呼んでもらえるなんてなんだかすごい...！活動、一時終了と言って頂けてなんだかほっとしています。。苦笑。またしっかり入れるようになったら書きたいです。 (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - つるぎさん» たくさんの嬉しいお言葉ありがとうございます...！また帰れる場所を作っていただけてとても嬉しいです涙。こんなにも作品をあたたかく愛して頂けて、こちらこそ本当に素敵な読んで下さる方に出会えて感謝です* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - kazuさん» あたたかいお言葉ありがとうございます....！こちらこそ、素敵な内容で最後に物語を広げて下さってありがとうございました* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉
| 作成日時：2019年2月20日 16時
