番外編2 ページ45
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〜子育て編〜
「
「ママ、ただいま！」
「おー、帰ったわ。」
レン、手ぇ洗えよ、と娘とともに洗面台へ向かい、すっぽりと背後から抱えて一緒に手を洗うツンツン頭に笑みがこぼれた。
程なくしてダダダダダ！と足音がすると、通園カバンを手に娘が駆け寄って来た。
「ママ、今日はね、おてがみをたくさん、もらったのよ！ほら！」
バラバラと色とりどりの小さな手紙たちが流れ出た。
「わぁ、本当に沢山ね。誰に貰ったの？」
「えーっとね、セナくんと、ヨウくんと、ソウイチロウくんと、ソラくんと、あとヒナタくんとぉ....」
「ア゛！？男ばっかじゃねぇか！」
「内容は...『れんかちゃん すき』、『れんちゃん だいすき』『けっこん しよ』.....」
「ハアァァ！？舐めてンのかクソガキがァァ....！！！」
「いや.....、子供のラブレターに目吊り上げすぎだよね勝己くん....。」
今や知らぬ人のないトップヒーロー、そして夫となった彼だったが、やはりそのヤンキー然とした風体は健在で。
これじゃ娘が年頃になった暁にはこの国一、高い壁になってしまう、と今から頭の痛い思いだ。
「もー、勝己くん、そんなんでレンカが30になっても、40になっても家から出れなかったらどうするのよー....！」
「..........別に、俺より養えるヤツなんて居ねーだろが。いーんじゃねーの。」
そう、口を尖らせて言うのに、唖然とした。お、親バカ極まれりだわ......！
そう目眩を覚えて額を押さえた時だった。
トトトト、と足音が近付いたと思ったら、高くよく通る声が響いた。
「わたし、パパをこえるヒーローになるのよ！
そしてコウガクノーゼーシャになって、パパがインタイした後はわたしがママをヤシナってあげるの！
だから、パパにはぜってー、敗けねーーーーー！！」
コーヒーを口に運んでいた勝己くんの方から、ブッ！っと噴き出した音が聞こえた。
「.....っくく....！あっはは...！パパの真似やめなさいって言ったでしょーレン。でもそれ最高ね！ふふ、私は養ってくれなくていいけど。
だって、勝己くん！」
振り返ると苦々しい顔のツンツン頭が言った。
「お前相手でも俺ぁ敗けねーわ....Aを養うのは俺だっつうの...！！！！！！」
なんで今度は養いバトルが始まってるのよ、とクスクスと漏れる。そんな笑みが溶けるような午後の陽光だった。
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泉(プロフ) - くじさん» ひーん....！ありがとうございます...！待ってると言って下さって嬉しいです...！ (2019年5月15日 8時) (
レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
くじ(プロフ) - 泉さん» いつまででも待ってるので泉さんのペースで頑張ってください…！！ (2019年5月10日 19時) (レス) id: db6b08d5ff (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - くじさん» 推しカプと言っていただけて最高に嬉しいです^^*うちの子たちが推しと呼んでもらえるなんてなんだかすごい...！活動、一時終了と言って頂けてなんだかほっとしています。。苦笑。またしっかり入れるようになったら書きたいです。 (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - つるぎさん» たくさんの嬉しいお言葉ありがとうございます...！また帰れる場所を作っていただけてとても嬉しいです涙。こんなにも作品をあたたかく愛して頂けて、こちらこそ本当に素敵な読んで下さる方に出会えて感謝です* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - kazuさん» あたたかいお言葉ありがとうございます....！こちらこそ、素敵な内容で最後に物語を広げて下さってありがとうございました* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉 | 作成日時：2019年2月20日 16時
