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「私最近気になるのあってさ、CD見に行ってもい？」
「うんうん行こう〜。」
にこにこ笑っているAの膝で揺れるものが気になった。
「おツル、そういうスカート穿いてるの珍しいじゃん。めっちゃ似合ってんね、可愛い。」
いやAはいつも可愛いし何着てても私の天使だけど。
内心そう呟きつつ褒めると、Aの顔がパア、と明るくなった。
「ほんと...！？
自分でも冒険だったけど、こないだ選んでもらって買ってみたの。
ともちゃんに似合ってるって言って貰えるとうれしいな〜...！」
そう言ってキラキラとした笑顔を敷くその綺麗な顔に、可愛いこと言ってくれるよねほんと...！と内心撃沈される。
と、同時にやっぱ爆豪、か。とも思う。
最近のAには、爆豪の影がよく見て取れる。そして、前より嬉しそうに笑う回数が増えた。
それを嬉しくも思うし、眩しくも思う。
Aとは、高校に入学して出会った。
去年は同じクラスで、初めて会った時、驚いた。
宇宙一可愛い子だ.....、と思った。
それから仲良くなるにつれ、Aを特別に思った。
周囲の人々は、まるで狭い籠の中でひしめき合うかのように群れた。
私にはそれが窮屈で堪らなかった。私はもっと、広い空の下で走りたかった。
でも、Aは違った。
Aはあまり多くの人を寄せ付けなかったけれど、それが凛とした澄んだ空気を醸し出していた。そして彼女が矢を放つのを初めて見た。まるでザァァと世界が開けるようで、その中で真っ白に、美しく笑うのだ。
本当に綺麗だと思った。その彼女が笑顔で私の手を取った時。
頭上に広く広く、青空が広がった気がした。
全然アイツの事は知らないけど。
意外にまめな性格らしくちょくちょく連絡が来るようで。その度Aはにこにこと画面をタップしている。
爆豪は、まぁ十中八九、
Aを大切に想っているだろう。
だってこんなに、Aが嬉しそうだ。
「ねぇA。」
「んー？」
「あんたさ、
爆豪のこと、
大事なんでしょ？」
すぐ隣の翡翠色が、まん丸に見開く。その宝石がこぼれ落ちそうで。
あんたが嬉しそうに笑うなら、
あんたが誰より大事にされるなら、
私はその背をそっと押すよ。
まぁだからって、渡す気はさらさらないんだけど。
面食らうAにひひひ、と笑って見せた。
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泉(プロフ) - くじさん» ひーん....！ありがとうございます...！待ってると言って下さって嬉しいです...！ (2019年5月15日 8時) (
レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
くじ(プロフ) - 泉さん» いつまででも待ってるので泉さんのペースで頑張ってください…！！ (2019年5月10日 19時) (レス) id: db6b08d5ff (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - くじさん» 推しカプと言っていただけて最高に嬉しいです^^*うちの子たちが推しと呼んでもらえるなんてなんだかすごい...！活動、一時終了と言って頂けてなんだかほっとしています。。苦笑。またしっかり入れるようになったら書きたいです。 (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - つるぎさん» たくさんの嬉しいお言葉ありがとうございます...！また帰れる場所を作っていただけてとても嬉しいです涙。こんなにも作品をあたたかく愛して頂けて、こちらこそ本当に素敵な読んで下さる方に出会えて感謝です* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - kazuさん» あたたかいお言葉ありがとうございます....！こちらこそ、素敵な内容で最後に物語を広げて下さってありがとうございました* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉 | 作成日時：2019年2月20日 16時
