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目を閉じて口を開いた。
「別に....、なんかヒーローに崖下に落っことされて魔獣とか言うのと戦って、個性伸ばしで延々爆破しとるぐれーだわ。」
『....待って、すでに普通科は想像力が追いつかない内容だよ....？』
「それよかお前どうなんだよ。
腰痛ぇつっとったろ、フラフラしとったしよ。大丈夫なんか。」
『あ、おかげさまで。終わってすっかり良くなりました。あの時は送ってくれてありがとうね。』
そうだろうとは思っていたが、やはり貧血はあれだったらしい。終わった、という物言いに納得する。
「おー、まぁ良かったわ。弓道の方はどうなんだよ。無茶して引いてねーだろうな。」
『...っふふ、意外と心配性なんだねぇ爆豪くん。こっちもおかげさまで、どうにかこうにか
まだまだ的までは遠いんだけどね。でも希望が見えてきたから、頑張る...！』
「頑張って無茶しやがったら承知しねーぞ。」
『...ありがとう。でも、そしたらまた、爆豪くんが気分転換連れて行ってくれるんでしょう？
ふふふ、なんて、甘え過ぎだね。』
クスクスと電話の向こうで小さく笑う。
クッソ.......、コイツ、俺の気持ち分かってて言ってんじゃねーだろうな.....
クッソ可愛いかよ....
そう眉を顰めて、口を開こうとした瞬間、先にスマホから音声が漏れた。
『あ..........、
爆豪くん、
すごく、月が.....、
きれいだねぇ.....。』
スマホを耳に当てたまま、ふっと顔を上げる。生い茂る木の葉が切れた頭上には、煌々と丸い月が照っていた。
「..........................おぉ。」
そのまましばし、心地よい沈黙が降りた。
アイツの見上げる月は、ひどく特別だった。
「おいちょっ、押すなって上鳴....！」
「わりー。つか何だよアレ.....！」
「アレで付き合ってねんだろ？信じらんねーな...。」
電話で小さくおやすみを交わしている、少し離れた場所の爆豪を見つめる2つの視線があった。
「いやでもさっき腰がどうのこうのって....何バクゴー、ドコまで行ってんだよ.....！」
羨ましすぎる........！と上鳴は歯を軋ませた。
いやとりあえずまじで爆殺される前に帰ろうぜ.....、と茂みからコソコソと抜け出す瀬呂だった。
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泉(プロフ) - くじさん» ひーん....！ありがとうございます...！待ってると言って下さって嬉しいです...！ (2019年5月15日 8時) (
レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
くじ(プロフ) - 泉さん» いつまででも待ってるので泉さんのペースで頑張ってください…！！ (2019年5月10日 19時) (レス) id: db6b08d5ff (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - くじさん» 推しカプと言っていただけて最高に嬉しいです^^*うちの子たちが推しと呼んでもらえるなんてなんだかすごい...！活動、一時終了と言って頂けてなんだかほっとしています。。苦笑。またしっかり入れるようになったら書きたいです。 (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - つるぎさん» たくさんの嬉しいお言葉ありがとうございます...！また帰れる場所を作っていただけてとても嬉しいです涙。こんなにも作品をあたたかく愛して頂けて、こちらこそ本当に素敵な読んで下さる方に出会えて感謝です* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - kazuさん» あたたかいお言葉ありがとうございます....！こちらこそ、素敵な内容で最後に物語を広げて下さってありがとうございました* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉 | 作成日時：2019年2月20日 16時
