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構えた手の中の光に、爆豪くんの手の、あたたかさを思い出していた。
砂浜で差し出してくれた手。
保健室で掴まれた手。
ショッピングモールで気遣う赤い目。
何かあれば家まで送ってくれる、優しい背中。
パフェの向こうでそっぽを向く横顔。
そのどれもこれも、思い出す全てが、
優しかった。
今頃、傷付けられていないだろうか。
どれだけの恐怖と緊張の中に居るだろうか。
死の淵に立たされては居ないだろうか。
.......絶対に、救けたい。失いたくない。
だって君が、大切だ。
大切で、大切で、泣きそうだ。
私は君に、居てほしいんだ。
君が居ないなんて、
絶対に、いやだ。
「あぁ.......、私..............。」
馬鹿みたい。
こんな時に、気付くなんて。
揺れそうになる視界の水分を押し込めて、
ぎゅっ、と手のひらに力を込めた。
ありったけの集中力で、私の“運命”を付加する。
発信機を取りこぼさないよう、集中力をフル稼働する。
そんな目の前にフル集中するのと裏腹に、脳裏では爆豪くんの声が響いていた。
『矢、刺さったろうが。お前は1人じゃねーわ。』
........私は1人じゃない。
それは、
爆豪くんにも、私が居てあげられるってこと.....！
待ってて。今、行くから。
スウ........！
と力強く引きしぼられた光の矢は、パン.....、という美しい音とともに駆けた。
どこまでも明るい光を放つそれは、虚空へと消えた。
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泉(プロフ) - くじさん» ひーん....！ありがとうございます...！待ってると言って下さって嬉しいです...！ (2019年5月15日 8時) (
レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
くじ(プロフ) - 泉さん» いつまででも待ってるので泉さんのペースで頑張ってください…！！ (2019年5月10日 19時) (レス) id: db6b08d5ff (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - くじさん» 推しカプと言っていただけて最高に嬉しいです^^*うちの子たちが推しと呼んでもらえるなんてなんだかすごい...！活動、一時終了と言って頂けてなんだかほっとしています。。苦笑。またしっかり入れるようになったら書きたいです。 (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - つるぎさん» たくさんの嬉しいお言葉ありがとうございます...！また帰れる場所を作っていただけてとても嬉しいです涙。こんなにも作品をあたたかく愛して頂けて、こちらこそ本当に素敵な読んで下さる方に出会えて感謝です* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - kazuさん» あたたかいお言葉ありがとうございます....！こちらこそ、素敵な内容で最後に物語を広げて下さってありがとうございました* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉 | 作成日時：2019年2月20日 16時
