episode77 ページ27
……え。この人、今、相楽君の目の前で、
私のこと、名前で呼んだ？
彼に名前を呼ばれること自体は、今更珍しいことでもなんでもない。それなのに、私の名前を呼ぶ彼の声が、私の脳内をグルグルと駆け回る。
｢＿＿でさ、篠宮さんは何かある？｣
耳に入ってきたのは、それとは違う声だった。
ハッとして声の主を見上げると、キョトンとした表情で私の隣を歩く相楽君と目が合う。
同時に嫌な汗が全身からジワリと滲み出た気がした。
｢……え？｣
｢学園祭のクラスの出し物で、やりたいこととか｣
｢え……っと、やりたいことかぁ……｣
考える風を装いながら、内心ホッと息をつく。
私達の関係を秘密にすることは、私から学秀君にお願いしたのだ。本人がすぐ後ろを歩いているというのに、目の前でボロを出してバレるわけにはいかない。
｢……篠宮さん。なんか今日、変じゃない？｣
相楽君の声のトーンが少し落ちる。
さっき滲んだ嫌な汗が、背中を伝って流れ落ちた気がした。
｢何かあった？……テストで上手くいかなかった、とか｣
｢え？いや、そんなことは｣
｢顔色もあんまり良くないような……｣
相楽君は心配そうに私の顔を覗き込もうとするが、
私は咄嗟に、思いっきり顔を背けてしまった。
｢だ、大丈夫｣
｢……そう？でも、せっかくテストも終わったことだし、
今日はゆっくり休んだ方がいいと思うよ｣
｢あはは……。そうだね｣
相楽君の顔は見られなかったけど、
彼の声色は普段と何ら変わりなかった。
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マニ。(プロフ) - 嵐符さん» ✉️。良かったです！ではボードの方で宜しくお願いします！ (2月25日 9時) (
レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
嵐符(プロフ) - マニ。さん» 確認しました！ありがとうございます！ (2月25日 9時) (レス) id: 84f6dbb787 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 嵐符さん» あのそちらのボードに返事送りましたので通知来てると思います。ボード返事待ってます！ (2月25日 9時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
嵐符(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます！ボードという機能…恥ずかしながら知りませんでした…。勝手が分からないのですが、私がマニ。さんのボードに行けばいいのか、私のボードに来ていただけばいいのか、はたまた全然違うのか…。どうしたら良いのでしょうか…！？ (2月25日 8時) (レス) id: 84f6dbb787 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 嵐符さん» ✉️。こんにちは！面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます！ (2月25日 5時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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