episode70 ページ20
｢A｣
突如背後から聞こえたその声に、
私は一瞬自分の心臓が止まったかと思った。
隣に並んだ彼を恐る恐る見上げ、私はその名前を呼んだ。
｢……学秀君｣
話しかけても、大丈夫なのだろうか。
プライドの高い彼が、圧倒的人数差の上に反則ギリギリの手まで使って臨んだE組との棒倒し。
それで負けたとなれば悔しくないわけがない
が、彼から声をかけてきたということは、大丈夫のサインと受け取っていいのだろうか。
｢や、焼けたね｣
……とりあえず、棒倒しには触れないでおこう。
｢あぁ……確かに。ずっと外だったから仕方ない｣
｢……そうだね｣
……会話が続かない。
なんだか気まずくて、思わず目線が下がる。
彼と話したいという気持ちに嘘はないけど、一歩間違えて彼の地雷を踏んでしまったらどうしようという不安の方が大きかった。
｢……A、ひとつ我儘を言ってもいいか｣
｢わがまま……？｣
彼がそんな風に言い出すなんてかなり珍しい。
やはり、普段通りの学秀君ではないみたいだ。
｢……いいよ。なに？｣
｢Aの家にお邪魔したい｣
……普段の彼なら絶対にそんな事言わない。
いつもは断りなく勝手にお邪魔するくせに。
｢……家、誰もいないし暑いけど｣
｢それは構わない。Aが居れば｣
恥ずかしげもなくサラリとそう言ってのける彼へ若干の照れを隠しつつ、私は頷いた。
｢……わかった｣
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マニ。(プロフ) - 嵐符さん» ✉️。良かったです！ではボードの方で宜しくお願いします！ (2月25日 9時) (
レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
嵐符(プロフ) - マニ。さん» 確認しました！ありがとうございます！ (2月25日 9時) (レス) id: 84f6dbb787 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 嵐符さん» あのそちらのボードに返事送りましたので通知来てると思います。ボード返事待ってます！ (2月25日 9時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
嵐符(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます！ボードという機能…恥ずかしながら知りませんでした…。勝手が分からないのですが、私がマニ。さんのボードに行けばいいのか、私のボードに来ていただけばいいのか、はたまた全然違うのか…。どうしたら良いのでしょうか…！？ (2月25日 8時) (レス) id: 84f6dbb787 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 嵐符さん» ✉️。こんにちは！面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます！ (2月25日 5時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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