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今日の星座占いが12位だった。
いつもなら全然気にもとめないんだけど、今日はひさしぶりに寝坊したから尚更脳裏にテレビのお天気お姉さんの声がチラつく。
昨日、家に帰ったあと大急ぎでハン・ユジンと名のついたジャージを洗濯機にいれ、乾燥機をぶん回し、世界一の緊張感を持って丁重に畳ませていただいた。
実は弟がハンユジンくんと同級生なので持たせようと思ったのだが、寝坊しそれも叶わず。
挙句の果てに電車遅延でギリ遅刻という最悪の朝を迎えた私は、今後お天気お姉さんの占いを軽んじないことを心に決めた。
『ヌナ、体操着忘れちゃった。貸して』
1限目が終わったあと、昔から忘れ物が多い弟からカトクが来たので、ついでにハンユジンくんのジャージも返しといてもらおうと1年の教室に向かう。
「キムギュビンっていますか？」
弟の教室の扉の前から手前側の男子に声をかけると、ちょっと驚いたような顔をしてすぐにギュビナー！と声をかけてくれた。
声をかけた男の子はとても背が高く筋肉質で、すごい美形だ。廊下ですれ違っても上級生に見られそう。弟もそうだけど最近の子は発育がすごいなと感心する。
「ヌナ〜ごめんありがとう」
「高校入ってから忘れ物減ってきてたのに、もう」
「次からは気をつける」
ジャージを受け取りに来たギュビンは悪気があるんだか無いんだか、いつも通りぽやぽやしている。中学の頃からこの見た目でトラブルに巻き込まれがちなのに、当の本人はずっとこの調子だから見てるこっちがヒヤヒヤする。
はあとため息をついて、本題であるまだ手元に残ってたもう1着のジャージもギュビンに押し付けた。
「あとギュビナ、ハンユジンくんって子にこれ渡しといてくれる？」
「ハンユジン？……ユジナお前、ヌナと知り合いなの？」
「え？」
「……え？」
私の間抜けな声とは別に、ギュビンの後ろから更に間の抜けた声がした。
弟の後ろから覗いた顔面の眩しさに目が潰れる。待って。
「あ、ジャージ……」
イケメンは突然現れないで欲しいと心から思う。来るって言ってから来て。ていうか同じクラスなの全然知らなかった。
私がギュビンに押し付けてるものを見て、立ち上がる彼。ギュビンは押し付けられたジャージが入った袋を彼に渡した。
「ヌナもジャージ忘れてたの？」
ギュビンの見当違いな憶測に、忘れてたとしてハンユジンくんに借りに来るわけあるかとつっこむ気力すら、その時の私にはなかった。
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ronri - すごく読みやすくてこの作品めちゃくちゃお気に入りです、次の更新楽しみにしてます！ (5月19日 13時) (
レス) @page20 id: bd73064382 (このIDを非表示/違反報告)
しもあさ(プロフ) - サラダ油さん» コメントありがとうございます！思いついたままの書きなぐり小説ですが楽しんでいただけて嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！ (2023年4月5日 19時) (レス) id: 694814ed96 (このIDを非表示/違反報告)
サラダ油(プロフ) - 最後誰と結ばれるのか凄く気になります！学パロ大好きなので嬉しいです！更新待ってます(*´`*) (2023年4月5日 13時) (レス) id: 5ecae127c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しもあさ | 作成日時：2023年4月4日 0時
