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「天気いいですね」
「そうだね……」
結果。断れ無かった。
どうして目が会った瞬間逃げなかったのかと過去の自分を責めながら歩く私と、それについてくるユジンくん。太陽の光を浴びた彼は細胞がひとつ残らず輝いていて本当に直視出来ない。
通行人の視線にいつもの倍くらい神経をすり減らす私とは裏腹に、ユジンくんは前をとおりすぎた野良猫の行方をぼーっと見つめている。どうやら彼はうちの弟に負けず劣らずのぽやぽや族のようだ。
「……そういえば、Aヌナってハンビニヒョンと仲良いんですか？」
家を出る少し前に持ち前の顔の良さでヌナ呼びの許可をもぎ取った彼に若干ぎくしゃくしつつ、ソンハンビンくん？と聞き返すとこくりと頷いた。この前ユジンくんのジャージをハンビンくん経由で借りたから、気になるのかもな。
「生徒会の活動を少しだけ手伝ってて、そこで知り合ったんだ。仲良いって言うほどでもないよ」
「へえ……あ、もしかして花壇の？」
「あ！そう！知ってたんだ」
「一応生徒会なんで」
ちょっとだけ得意げな顔がかわいい。かわいさ余って目が潰れそう。
話の流れでどんなことしてるんですかと聞かれ、いつもの作業を軽く説明すると彼はぎょっとした顔をした。
「ヌナ、そういう作業を1人でするのはさすがに……」
やるならハンビニヒョンがいる時にしてくださいと言われ苦笑する。私の周りは心配性の人が多いらしい。
「ハンビンくんすごく忙しい人だから仕方ないんだよー」
「じゃあハンビニヒョンいない日は僕呼んでください」
「ユジンくんはサッカー部毎日あるでしょ」
私の返答に不服です、という顔を隠しもしないユジンくん。目の前の可愛い後輩くんの厚意はありがたいが、ハンビンくんに加えてユジンくんまで参戦されるとさすがに私の命が危ない。
これ以上絡まれたくないので彼から真剣に目を逸らしていると、お目当ての店が見えてきた。視線から逃げるように、もう少しで着くよと声をかける。
「……ヌナの好きなお菓子ぜんぶ買い占めます」
「ダメだってば」
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ronri - すごく読みやすくてこの作品めちゃくちゃお気に入りです、次の更新楽しみにしてます！ (5月19日 13時) (
レス) @page20 id: bd73064382 (このIDを非表示/違反報告)
しもあさ(プロフ) - サラダ油さん» コメントありがとうございます！思いついたままの書きなぐり小説ですが楽しんでいただけて嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！ (2023年4月5日 19時) (レス) id: 694814ed96 (このIDを非表示/違反報告)
サラダ油(プロフ) - 最後誰と結ばれるのか凄く気になります！学パロ大好きなので嬉しいです！更新待ってます(*´`*) (2023年4月5日 13時) (レス) id: 5ecae127c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しもあさ | 作成日時：2023年4月4日 0時
